コラム・エッセイ
第八十一手「囲碁友達の作り方」
「碁」for it 小野慎吾当コラムをご覧の皆さんは、囲碁のイメージはどう感じているでしょうか?
皆さんのイメージをインターネット検索で調べてみました。出てきたもので多いのは「ルールがわからない、頭が良い人がやるゲーム、五目並べ、囲碁は古い」でした。
中には「日曜のテレビ番組」というのもありました。(笑)確かにテレビをつけると囲碁の番組をしていて、見ていると昼寝をしていた…というのは筆者も覚えがあります。
囲碁はゲームの性質上、内向的に見られがちですが「2人」で行う対戦ゲームである以上、選手間のコミュニケーションは頻繁に行われます。
先日、筆者は下関市で行われた「山口県民みんなの囲碁大会」に参加してきました。県内、福岡県、広島県の囲碁愛好家86人の参加がありました。同大会はハンデ戦、名人戦、初級者講座があり、どの愛好家も楽しめる大会でした。特に初級者講座では下関市の前田市長と対戦できるブースもあり、ひときわ盛り上がっていた印象です。
筆者は同大会の名人戦に出場しました。名人戦はその名の通り、ハンデが無い真剣勝負です。広島の高校生、福岡県からは中国人の方が出場していました。囲碁はグローバルなゲームです。現在、世界一囲碁が強い国は中国、韓国と言われています。日本のプロ棋士で一番レーティング(棋士の強さランキングの指針)が高い棋士は井山裕太九段ですが、世界で27番目となっています。※2023年5月22日時点
アマチュア界においても、中国、韓国の方が出た場合は上位に入賞されることが多いのが現状です。そのため、筆者は2回戦でその中国人の方との対局になりました。この大会で一番警戒をした相手です。対局する前に相手と自己紹介をかわしました。お名前は蔡(さい)さん。出身は中国で、今は福岡県に住んでいるということでした。対局が始まれば真剣勝負です。打った感触はかなり強く、負けも覚悟しましたが何とか勝利することが出来ました。
対局が終わればノーサイドです。蔡さんは私のことを知ってくださっていたようで、連絡先を交換しました。また囲碁の棋力向上につながる有益な情報も交換出来ました。中国の囲碁アプリを教えて頂き、その夜に早速そのアプリを入れることにしました。全て中国語で登録も難しかったですが、蔡さんと連絡を取りながら何とか出来ました。
ほぼほぼ中国人の方が囲碁で対局するアプリでしたが、自分にとっては対戦相手が強くてうれしかったです。今ではそのアプリを中心に囲碁の練習をしています。
また蔡さんとはお会いする機会があるでしょう。またその時に囲碁の話で盛り上がりたいと思います。こうして筆者は囲碁友達を作っています。意外と友達が作りづらそうに思われるのが囲碁ですが、やっている方が少ないだけに横のつながりを増やしていかなければなりません。
友達作りも「碁」for it(頑張る)!
山口県民みんなの囲碁大会(沢山勝ったね♪)
