2026年04月16日(木)

コラム・エッセイ

第八十九手「インターネット囲碁の利点と問題点①」

「碁」for it 小野慎吾

 前回まで、インターネット囲碁の黎明期について紹介しました。インターネット囲碁と実際に囲碁を打つのを比べた場合、インターネット囲碁の最大利点は「時と場所を選ばずに対局が出来る」という点です。実際に囲碁を打つ場合は、公民館や碁会所に赴く必要が有ります。営業時間は「12時〜18時」が一番多く、午前中、夜に開いている場所はかなり珍しいです。

 その点、インターネット囲碁は24時間昼夜問わず出来ます。ですが、昔は深夜、早朝等にしているプレイヤーは少なかったため対局相手を探すのは大変でした。現在は今1番、利用者が多いとされているのは「野狐囲碁」です。このコラムを書いているのが朝10時ですが(笑)この時点で1万8千人以上のユーザーが上記インターネット囲碁サイトにログインをして囲碁を楽しんでいます。※深夜でも1万人以上のユーザーがいます。

 同サイトは中国のユーザーが大多数を占めており、日本人の方の方が少ないです。筆者もインターネット囲碁で練習をする場合は、同サイトでします。プロ棋士も存在しており、大変レベルが高く、自身の練習にはもってこいです。

 次の利点は、場所を選ばない気軽さです。パソコンやスマートフォンが一つでもあれば自宅でも、外出先でもする事が出来ます。また安価でもあります。実際に碁会所等を利用する場合は1日1,000円程度で、月会員で10,000円程度です。上記で記載した「野狐囲碁」は基本的に無料です。(驚き)

 それとは別に筆者は「パンダネット」の有料会員ですが、月2000円で打ち放題です。こう記載するとインターネット囲碁の方が圧倒的に便利そうに見えますが、問題点(デメリット)はあります。

 では、インターネット囲碁の問題点についても触れていきます。1番の問題点は「マナーの問題」です。囲碁は「礼に始まり、礼に終わる」ゲームです。実際に打つ場合は、必ず相手に対して「宜しくお願いします」等の挨拶をします。終局後も同様に、勝敗の結果問わず「有難うございました」等の挨拶をします。

 筆者の子ども囲碁教室でもそれは特に重要視しています。ですが、インターネット囲碁の場合は相手の顔が見えない、実際に自分の実名で打っていない等の影響のせいか、始まりの挨拶・終わりの挨拶をしない傾向が強いです。かくいう筆者も始まりの挨拶・終わりの挨拶を忘れている場合があり、これは大いに反省しなければなりません・・・

 他にも「マナー」に欠ける行為が、インターネット囲碁の場合は実際に打つよりも多い傾向にあります。紙面の都合上、今回はこれくらいにします。また次回以降もインターネット囲碁の問題点にクローズアップして紹介したいと思います。

 礼節を欠かないように「碁」for it(頑張る)!

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