2026年04月16日(木)

コラム・エッセイ

第百手 「碁」for it

「碁」for it 小野慎吾

 今回は「4年前の囲碁界と変わった事」について紹介します。

 2020年3月に1回目を本紙に掲載されてから、今回でついに100回目を迎えます。丸4年続いている訳ですが、一重にこのコラムを読んでくださる読者の皆様のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。

 囲碁界において、山口県内を中心に4年前と変わった事を自身で振り返りたいと思います。4年前とまず大きく変わった事は「山口県囲碁界の高齢化・競技人口の減少化」が進んだ事です。

 まず、悲しい事に筆者が知っているだけでも亡くなられた方が複数名います。中には大変お世話になった方もおり、今でも悲しくなる時があります。また、高齢化による運転免許返納等で囲碁大会会場に物理的に来ることが出来なくなるパターンも散見されます。

 4年前は20名前後参加があった県内アマチュア棋戦も、今では15名前後が多く、約4分の1の方が囲碁競技シーンから消えた形になります。大会に参加している年齢層は、70~90歳前後の方が約9割です。中学生、20歳~40歳の参加者は残りの1割です。

 囲碁大会をお世話する後継ぎも解決出来ていない事項の一つです。筆者は今年41歳になりますが、日本棋院山口県支部連合会(各地区で大会開催する組織)で一番若い役員です。周りの役員の方は60歳~80歳前後で、実際に後継ぎを進めて行きたいと考えている役員が多数です。

 前段で記載した様に20歳~40歳は約1割しかおらず、また働き盛りの年代のため、後継ぎ者になる事は少ないです。「山口県囲碁界の高齢化・競技人口の減少化」「囲碁大会をお世話する後継ぎ」については早急に解決していかなければならない事項です。

 上記、2つの事項はマイナス面の方ですが、プラス面もあります。それは「低年齢層への囲碁普及進行」です。自身の子ども囲碁教室は10名前後の生徒がいます。その中で幼児は2名です。小学1~3年生が2名います。子ども囲碁教室の中でも比較的低年齢層が多い教室になります。山口市方面、下関市方面でも子ども囲碁教室があり、低年齢層の生徒が多いです。

 低年齢層から囲碁を始めれば一生涯楽しめる「趣味」になります。また、講師としては教えている子ども達が中学生・高校生になるくらいまでは囲碁を習ってくださる確率が高く、彼らが成長していく姿が見られるのは講師冥利に尽きる思いです。

 子ども囲碁大会の参加人数は4年前と変わらず横ばい状態です。高齢化により囲碁をしている人は少なくなる一方のため、横ばいはむしろプラスの状態と言えるでしょう。

 次回は「4年前の囲碁界と変わらない事」について紹介します。また大きな節目を迎えられるよう頑張りたいと思います。

 次は200回目!?を目指して「碁」for it(頑張る)!

アメリカ・シアトル碁会所の対局(4年前)

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