コラム・エッセイ
第百七手「全国囲碁部の旧友K①」
「碁」for it 小野慎吾筆者は大学時代(約20年前)に立命館大学囲碁部に所属していました。同囲碁部内のメンバーは良い意味で濃い人ばかりで、今回はその内の1人の旧友とのエピソードを披露したいと思います。その旧友のイニシャルはKのため以降の文ではKと記載します。
筆者は同大学囲碁部に入部する条件で立命館大学の推薦入試(囲碁推薦・小~高校生時代の囲碁全国大会成績優秀者対象)に合格しました。囲碁の推薦入試で入学したものは筆者以外にもその年は2名いました。そのような推薦入試で囲碁部に入った部員を「推薦組」と呼ばれていたように記憶しています。
今回、紹介するKさんは一般的な大学受験で同大学に入学しました。部内では「一般入試組」という呼ばれ方をされており、「推薦組」対「一般入試組」で対局する場合は、互いに負けてたまるかと言う気概があったように記憶しています。
基本的に「推薦組」は、1年に1回行われる各大学囲碁部で争われる「全日本大学囲碁選手権」で優勝することが共通目標でした。その大会は5人1組で行われるため、まずは部内で熾烈なレギュラー争いが行われます。
Kさんは「一般入試組」ながらも「推薦組」をも凌駕する囲碁の実力者で大学2回生の時に部内で4番手のレギュラーの座を射止めるとそれ以降は一度もレギュラーの座を逃した事はありません。彼とは囲碁ではライバルでしたが、そこを離れれば良い友達でした。
その頃の立命館大学は京都と滋賀の2キャンパスがありました。筆者は滋賀キャンパス、彼は京都キャンパスでした。その頃の大学生の共通趣味(?)と言えば「麻雀」で筆者が京都の方に赴いて、部員4名以上で夜な夜な麻雀をする事が多かったです。そのかいもあってか(?)めでたく筆者と彼は留年する事になりました。そのような事でも息の合う友人の1人です。
その当時、どのように囲碁を強くなったか?とその彼に聞くと高校生から囲碁を始めたと聞き、2度驚きました。いわゆる推薦組は小さい頃から囲碁をしていた者が多く、彼の様に高校3年間でそれに匹敵する実力を持つのはその当時は至難の業と思われていました。
Kさんはこう語ってくれた事がありました。高校1年生の時に囲碁を始めて、あっという間に囲碁の面白さにはまってしまった。どうやったら強くなるかを考えた結果、授業中に授業を抜け出し、校庭の木の上で囲碁の本をよみふけっていたと言っていました。その行動が真実であれば、推薦組にも追いつくほどの上達は納得した次第でした。
そんな彼も今では和歌山県で司法書士・行政書士として自分の事務所を構えています。
それでも囲碁は続けており、全国大会で彼と再会する事は楽しみの一つです。
今回だけではKさんとのエピソードを書ききれなかったため(笑)次回に続く予定です。
その時代を「碁」for it(頑張る)!
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