コラム・エッセイ
第百三十一手「囲碁普及と子供囲碁教室」
「碁」for it 小野慎吾来る6月22日に未就学児から中学生を対象とした「第46回文部科学大臣杯・少年少女囲碁大会・山口県大会」が周南市の徳山中央棋院(主催:日本棋院山口県支部連合会・他 主管:日本棋院徳山支部)で開かれます。
同大会は午前中に段級位認定戦、午後からは小学生・中学生の山口県代表選手を決める大会です。子供囲碁大会はその他にも複数ありますが、同大会は1980年から開催されており、最も歴史が長いです。去年の同大会の参加人数は段級位認定戦で16人、小学生の部県代表決定戦で3人、中学生の部県代表決定戦で4人の合計23人の参加でした。
今年の参加状況は段級位認定戦で18人、小学生の部県代表決定戦で5人、中学生の部県代表決定戦で4人の合計27人の参加予定です。(5月末時点)昨年度出場していた選手7人の申し込みがまだないため、本コラムが掲載される頃には恐らくは昨年度出場者の申し込み連絡が来ている事でしょう。
そう考えた場合は段級位認定戦で25人の参加予定になり、合計は37人の参加予想です。同大会の参加申し込み期限は6月7日のため、本コラム掲載時には締め切りを過ぎています。参加出来なかった選手は是非、来年の参加をお待ちしています。
ここ数年、同大会の参加人数は20人前後であったため、今年の40人近い参加は今までの倍近くの参加予定です。この要因は県内の各地に子供囲碁教室が増えてきたからと筆者は捉えています。
現在、県内主要の子供囲碁教室は周南市に3つ、柳井市に1つ、山口市に1つ、宇部に1つ、下関市に2つの合計8つあります。(※筆者調べ)コロナ過の際は県内の子供囲碁教室は3〜4つ程度であったため倍以上になっています。県内の各地に子供囲碁教室があるため、囲碁を始めて見たいけど近くに子供囲碁教室がないという事案は、少なくなってきていると思います。(※以前は近くに子供囲碁教室がないという声は多く聞こえていました。)また、県内の子供囲碁教室自体の連携も取れてきていると思います。
例えば、筆者の子供囲碁教室に囲碁を習いたいという連絡があり、習われる方の住所が山口市であったケースがあります。山口市から周南市に囲碁を習うのに通うには少し無理があると判断しました。親御さんに「山口市に良い囲碁教室があるのでそちらを一度訪ねられてみたらどうでしょう?」とご提案しました。結果はその子どもさんは山口市の囲碁教室で囲碁を始めました。逆のケースももちろんあります。※周南市の囲碁教室として他の囲碁教室(県外含む)から連絡等。
自身の囲碁教室の発展だけを考えていればなかなか取れない行動です。県内の囲碁教室は「囲碁を始めやすい環境で囲碁を楽しく続けて欲しい」というのは共通理念だと思います。これからは益々囲碁を始める方が増え、かつ囲碁教室自体も増えていく流れになれば、囲碁界にとって良いサイクルになってくる事でしょう。
囲碁を始めやすい環境にするために「碁」for it(頑張る)!
少年少女囲碁大会の様子(2024年)
