2026年04月16日(木)

コラム・エッセイ

第百四十六手「東陽小学校の囲碁クラブ」

「碁」for it 小野慎吾

 筆者は昨年10月から下松市立東陽小学校の囲碁クラブで囲碁を教えています。キッカケは元々、東陽小学校で囲碁を教えられていた前任者の方が辞められた事で、別に囲碁を教えられる人を探されていたことで、囲碁の横のつながりで筆者に打診をいただきました。

 筆者は周南市在住で東陽小学校まで車で行くのに片道40分弱かかります。遠い場所である事と囲碁普及セット(碁盤・碁石等の備品)がまだ用意出来ていなかったため、引き受けるか少し迷いましたが、会社員を辞めた理由の一つにこのような囲碁普及活動に参加するのが目的であったため、快く引き受けました。

 囲碁普及セットは139手目「囲碁普及の準備」に記載した囲碁普及に協力してくれている有志の2人の先輩が寄贈をして下さいました。不安がなくなった筆者は、自身が先輩方の意志を引き継ぎ囲碁普及に尽力しようと改めて思いました。

 去年の10月8日、11月19日と今年の1月21日に囲碁クラブ活動の講師をさせていただきました。4年生〜6年生の10人が対象となります。囲碁を一から教えるつもりで臨んだ筆者でしたが、実際に初回をした際に10人全員が囲碁のルールを知っていた事に驚きました。これは囲碁のルールを一から教えられた学校の先生の努力の賜物と感じました。

 筆者は小学校に囲碁を教えに行くのは約8年ぶりで、初回「皆が囲碁を楽しんでくれるかなぁ」と思った筆者の不安は、楽しく囲碁対局をする風景を見て吹き飛びました。初回の帰り際に「囲碁が楽しかったです」「囲碁用品が入っている手提げ袋はポケットモンスターですね」等の声を学校の生徒が話しかけてくれたのは、とてもうれしかったです。

 囲碁のルール自体は簡単で、黒石と白石を交互に碁盤の交戦に打っていく事です。ルール自体は簡単ですが、では具体的にどうやって対局を進めていくかが難しいと思われている点です。筆者は学校でたくさんの囲碁のルール説明をしてきました。最初はあれもこれもルール説明をしていましたが、現在では必要最低限の情報しか話さず、後は対局で解決していくスタイルに変更しました。

 囲碁は考えて自身で決断して行くゲームです。講師が正解の手を教えていく事は簡単です。ですが、結果的にそれはプレイヤーの考える事を辞めさせて決断能力も低下させる事になると思っています。※長年、囲碁に携わってきた経験によるものですが...

 教えている生徒たちが自身の力で気づき、正解を導き出せた時の喜んだ顔が見られる事も囲碁講師の醍醐味の一つだと思います。教える事をよりシンプルを心掛けてこれからも囲碁普及活動を続けて行きたいと思います。※東陽小学校の囲碁クラブ活動をコラムに記載をする事は同校の校長先生に許可をいただきました。この場を借りて有難う御座います。

 学校の囲碁普及活動を「碁」for it(頑張る)!

東陽小学校の囲碁クラブ

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