コラム・エッセイ
迅速に情報発信
周南漫歩◎情報は迅速に発信すべきだ。新型コロナウイルスに感染した「へずまりゅう」と名乗るユーチューバーが下松市の笠戸島も訪れたとされる問題で、市は防犯カメラのチェックなどで「この人物が笠戸島に立ち寄った形跡はない」という調査結果を、その日のうちに防災メールやホームページ、ツイッター、フェイスブックで市民向けに発信したのだ。
◎さらに広報車まで仕立て、日替わりで担当職員をつけて市内を巡回させた。市民はどれだけ安心したことだろう。とりわけ笠戸島の住民は胸をなでおろしたに違いない。
◎これらのことはへずまりゅうの感染騒動が判明したその日、下松市が急きょ開いた市新型コロナウイルス対策本部会議で決めた。会議は我々報道機関に全面公開された中、古本清行上下水道局長が「市民、とくに笠戸島の住民に早く知らせて安心してもらおう」と提言したのに対し、賛意を示した本部長の国井市長が即実行へ指示を出した。
◎迅速な実行力には筆者も「下松市も結構やるじゃないか」と感心したほどだ。とかく行政は手順を踏み過ぎてスローモーな対応に陥る。しかし今回の下松市は例外だった。
◎でもそれは、何も難しいことではない。市民の願いに、まっすぐに迅速に対応すればいいだけの話だ。広報車もすでにコロナ対策で実行した経験があったから、その枠組みを素早く応用できた。コロナ禍は我々にいろんな課題を投げかけ、試してくれている。(山上)
