コラム・エッセイ
[周南]45年ぶりの卒業式
周南漫歩◎45年ぶりの卒業式だったとは。筆者の母校、周陽小の卒業式を取材したが、会場の体育館は1976年3月の卒業式で後にして以来、実に45年ぶりの訪問になった。
◎76年といえばロッキード事件、鹿児島で日本初の五つ子の誕生、中国の毛沢東主席死去など内外とも激動の年。子門正人の「およげたいやきくん」や太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、アニメーションでは「母を訪ねて三千里」がヒットした年だった。
◎当時の徳山市は高村坂彦市長の時代。学校では毎朝毎夕、国歌が校内放送されて児童の代表による国旗の掲揚や降納があり、全校児童はその間、校内のどこにいようと国旗掲揚塔の方向を向いて直立不動になるよう求められたのが懐かしい。
◎取材ついでに校舎内を歩くと、教室や放送室、職員室、池など懐かしさがこみあげてきた。驚いたのは児童数で、筆者が卒業した年は全校で1050人いたのに、今年度は全校184人という。45年間に五分の一以下に激減している。新興住宅地に新設された学校ゆえの現象だろうか。
◎卒業式は日本郵便のキャラクター「ぽすくま」が丸型ポストの塗装のお礼に卒業生のお祝いに駆けつける取材を兼ねていた。45年ぶりの卒業式に筆者を引き合わせてくれた「ぽすくま」に感謝したい。(山上)
