コラム・エッセイ
警察の「非公開」続く
周南漫歩◎2日連続で「非公開」の言葉を光警察署で聞いた。光警察署協議会の委員や幹部署員の自己紹介が非公開になった翌日には、光地区防犯団体協議会・光市防犯協会の総会の議事自体も「非公開」で取材は不可とされた。
◎この協議会・協会の総会では、開会に先立って防犯功労者への表彰状の伝達式があった。その後の署長あいさつまでは取材できるが、以後の「議事」は取材不可という。筆者は本来は表彰式と議事は一体であるべきものだと署に抗議し、改善を要求した上でこの取材は取りやめた。
◎実はこの協議会・協会の総会は、以前は全面公開されていた。筆者は議事の取材を通じて防犯カメラの設置が進み具合を知り、それをきっかけに周南3市の防犯カメラの設置状況や役割を特集記事にできた。当時の光警察署長から丁重なお礼を言われたことは今でも忘れられない。
◎当時と比べれば、今は非公開が当たり前で「特例」で報道機関への公開部分を設けているとしか思えない。それも各署の判断ではなく、県警本部からの一律な指示だろう。県警本部からの一方的な指示と地元の報道機関の公開要求の板挟みに遭う、各署の副署長や次長の心境は察するに余りあるものだ。
◎日本の行政では地方自治が当たり前であるのと同じように、警察も各署の「自治」を進めてはどうか。可能な部分からでいい。各署が「公開合戦」を展開すれば、そこからおのずと「開かれた警察行政」が実現していくだろう。何も難しく考える必要はない。(山上達也)
