コラム・エッセイ
7月作品(その三) 席題「温泉」 及川雨読選
下松多宝塔川柳会コロナ禍と豪雨温泉音をあげる 兼森照男
山間の秘湯で忍び合う二人 神田すが代
温泉のふろ三昧の旅ならば 神田鈴佳
コロナ禍に温泉すらも悩ましい 有海静枝
温泉もマスクしてますああしんど 鍵谷珠枝
恐れつつ癒す温泉自粛明け 河村白水
趣味の合う人と出会ってつい長湯 神田すが代
ヒトよりも温泉似合うリッチ猿 栗田梧空
思い出の温泉襲う豪雨土砂 有海静枝
温泉も三密さけて一人風呂 赤尾ひなた
湯の宿で一汗流し歌が出る 中村好徳
三密にならぬポツンと秘境の湯 河村白水
夢なのか湯けむり嬉し忍び合い 河村白水
いい湯だな右も左も瞑想中 末光康英
湯の町を出で湯に浸り句を捻る 中村好徳
豪雨来る有名温泉立ちなおれ 赤尾ひなた
ふんぎりをつけるつもりで湯を巡る 河村紅衣
給付金遣って行こう温泉へ 瀧川茶々
温泉で流した憂さと厚化粧 神田すが代
(秀)これ以上きれいは困る美人の湯 有海静枝
温泉に漬かればすべて忘れ去る 選 者
