コラム・エッセイ
10月作品(その二) 席題 「無駄」 松永よし子選
下松多宝塔川柳会口げんか時間の無駄に出る疲れ 中村好徳
無駄ばかり積んだ味わいのある貌 有海静枝
目に移り無駄買いしてはメタボ腹 赤尾ひなた
学者様無駄の中からノーベル賞 佃元気
裏表ムリムダムラの永田町 栗田梧空
お喋りも無駄ではないよ生きる張り 瀧川茶々
駄目にして一応ゴマはすってみる 河村紅衣
無駄なことばかりにギアが上がりすぎ 河村紅衣
無駄話やっと終ってまた始め 末光康英
読む度に先の知識が消えてゆく 有海静枝
無駄いっぱいそれが肥やしで今社長 兼森照男
店先で無駄話して買い忘れ 赤尾ひなた
道草に人の情を教えられ 河村紅衣
無駄足もたまにはいいと意地を張る 中村好徳
末席で小さく吠えている徒労 神田すが代
習い事三日坊主で無駄になり 赤尾ひなた
無駄に見える葉が焼き魚引き立てる 神田鈴佳
惜しんでた無駄な投資が役に立つ 及川雨読
晩節を無駄曖昧に旅支度 栗田梧空
(秀)絶妙な話術に無駄を買わされる 神田すが代
無駄多し防災食の期限切れ 選 者
