コラム・エッセイ
席題「本音」 神谷千恵選
下松多宝塔川柳会本音出て人の痛みを踏んでゆく 末光康英
本音ですその言葉には裏が有る 中村合気童
外交の本音丸出し失敗す 及川雨読
大臣は本音隠して身を守る 兼森照男
おしゃべりの中で本音をすくい取る 鍵谷珠枝
兄弟で本音で喧嘩深い溝 佃元気
本音かな間違い無いの止め刺す 中村合気童
隠しても本音ちらほら見え隠れ 及川雨読
本音出て気まずくなった会議室 末光康英
酒の席最後になると出る本音 石田好川
持ち上げて長くは続かず本音見え 神田鈴佳
気がゆるみ本音をもらし大あわて 松永よし子
もう一杯すすめ本音を探り出す 神田すが代
煽られて本音漏らしてからの闇 神田すが代
知っている笑顔の裏にある本音 松永よし子
能面の下に隠れている本音 有海静枝
逃げられて本音に気付く古希の恋 栗田梧空
揉め事に本音が出てはもつれ出す 中村好徳
嘘まぶし本音ちょっぴり和らげる 有海静枝
(秀)札束を積まれりゃ欲しいのが本音 神田すが代
方言で本音を語る里帰り 選 者
