コラム・エッセイ
6月作品(その二) 宿題「ぎりぎり」 松永よし子選
下松多宝塔川柳会我慢してぎりぎり待って重症化 及川雨読
ぎりぎり迄値引き待ってる常連者 赤尾ひなた
間に合った息を切らして座り込む 中村好徳
ぎりぎりのセーフ観客立ち上がり 西村君代
間に合った動悸止まらぬ発車ベル 西村君代
ぎりぎりをじゃんけんぽんで生き残り 河村紅衣
息切れがするまで反旗振るつもり 神田すが代
椅子に乗り時計のネジをギリギリと 神田鈴佳
告白を迷いに迷う旅立つ日 有海静枝
限界を知るまで走る駄馬の性 神田すが代
人生の九回の裏夢を追う 鍵谷珠枝
検診日ぎりぎりセーフ薬無し 赤尾ひなた
ぎりぎりがいつも私の当たり前 中村好徳
ぎりぎりになって行こうか税務署へ 末光康英
ぎりぎりの限界に勝ち金メダル 及川雨読
コロナ禍をぎりぎり吉に転ず知恵 有海静枝
ぎりぎりのビキニの水着紐二本 末光康英
リストラでぎりぎり家計狂い出す 兼森照男
ぎりぎりの財布の紐の太っ腹 河村紅衣
(秀)老々介護もうぎりぎりと悲鳴あげ 兼森照男
ぎりぎりで生きてる人へ過酷な世 選 者
