コラム・エッセイ
12月作品(その一) 宿題 「親しい」 中村好徳 選
下松多宝塔川柳会誰とでも親しくなれるそれは嘘 兼森照男
温泉で親しくしゃべり湯疲れに 佃元気
親しんだ趣味にボチボチ飽きてきた 神田すが代
親しいと言葉が過ぎて気づまりに 瀧川茶々
親しいと思い違いで争いに 中村合気童
被災者へ陛下親しく声を掛け 兼森照男
憎まれ口たたいて喧嘩できる仲 有海静枝
ちょっと来て気安く呼ぶな妻じゃない 神谷千恵
親しげにあれこれやれと言い付ける ″
親しいがうわさにならぬ程の距離 松永よし子
親しさの中に程良い距離を置き 神田すが代
災害が親しみ強くした近所 有海静枝
旅行先親しみがわく同郷者 松永よし子
甘えから親しい仲にひびが入り 神田鈴佳
親しさで頼んだ仕事高くつく 中村合気童
親しげに知ったか振りで言い触らす 神谷千恵
親しさについついいらぬ口を出す 鍵谷珠枝
病院に親しくなって行く人生 赤尾ひなた
親しくて言葉が過ぎて疎まれる 松永よし子
(秀)どん底で親しい友の思いやり 鍵谷珠枝
親し気に言った言葉が疑われ 選 者
