コラム・エッセイ
7月作品(その三) 宿題「雨」 佃元気 選
下松多宝塔川柳会雨粒を掬い川柳一句詠む 中村好徳
生憎の雨もけちらす晴れ女 河村紅衣
まさかの雨がやけくそのように降り 河村紅衣
なにかいいあるよな予感雨あがり 末光康英
あがらない雨はないさとケセラセラ 有海静枝
予定なし雨眺めては策を練る 赤尾ひなた
夕立にその日に限り白パンツ 神田鈴佳
崩壊の予感を孕む無為の雨 栗田梧空
雨だれが偲ばせている黄泉の人 有海静枝
海開き派手な水着に邪魔な雨 鍵谷珠枝
雨宿り恋の予感の下校道 松永よし子
雨粒が落ちて囁くピアニシモ 中村好徳
酌み交わす旅の終わりの雨の瀬戸 栗田梧空
それでも行くどしゃぶりの雨ビアガーデン 赤尾ひなた
阿弥陀寺のアジサイきれい雨あがり 赤尾ひなた
雨だれはショパンの調べ降り続く 中村好徳
野良猫も運動不足軒の下 河村紅衣
八代亜紀弁当屋には嫌われる 末光康英
七夕の短冊の笹雨にゆれ 鍵谷珠枝
降る時を知って降る降る別れの日 有海静枝
(秀)追悼祭思い寄り添いけぶる雨 松永よし子
雨降って地固まらなく仲間割れ 選者
