コラム・エッセイ
8月作品(その三) 席題 「氷」 有海静枝選
下松多宝塔川柳会かき氷幼児が選ぶ赤黄色 神谷千恵
かき氷互いの舌の見せあっこ 瀧川茶々
頭冷やせ恥かき男にかき氷 栗田梧空
俺の句は何度出しても氷漬け 石田好川
街中に氷の中の魚達 神田鈴佳
耐えきれず万年氷解け始め 松永よし子
氷まくらよい寝心地へひと助け 鍵谷珠枝
高熱に氷屋探し買った過去 兼森照男
この暑さ氷柱も音をあげる 鍵谷珠枝
万年の雪氷河期にある神秘 神田すが代
この暑さ頭の中は氷点下 赤尾ひなた
美人には氷の微笑よく似合う 松永よし子
妖怪に背筋も凍り汗がひき 石田好川
ストーブの前で休憩氷屋さん 末光康英
失敗に言葉の内にさす氷 神田鈴佳
氷とけ春が来ました女の子 末光康英
氷砂糖解けて一つの恋終る 神田すが代
薄氷を履んでる声を掛けないで ″
氷山の一角今のボクシング 中村好徳
(秀)妻も来る氷の微笑に殺意在り 栗田梧空
簡単に溶けない差別への氷 選者
