コラム・エッセイ
7月作品(その三) 席題「艶く」 栗田梧空選
下松多宝塔川柳会艶きを手間暇かけて見透かされ 鍵谷 珠枝
艶きを出しても妻に見破られ 中村合気童
さりげなく艶く仕種品がある 石田 好川
艶めかしい声が屋根から猫の声 末光 康英
艶いて人生楽し百歳だ 中村合気童
艶めかしい素振りをしては引く注意 中村好徳
艶めかしい言葉の中に女見る ″
野良猫の艶く声に目が覚める 佃元気
艶めいて見たいあなたに別の顔 鍵谷珠枝
艶いた噂話で盛り上がる 松永よし子
艶くのは夜だけにして迷惑だ 兼森照男
年かなあ艶く話し縁がない 石田好川
あの年で艶く仕種出来る女 ″
艶くもダメ相手はいない養老院 兼森照男
艶めいた化粧をすれど総入れ歯 末光康英
艶かしい浴衣素足のほたる狩り 松永よし子
バスタオル巻いて艶めく風呂上り 神田すが代
何もかも忘れ艶めく短かい夜 有海静枝
真っ黒な素肌艶めく目の光り ″
(秀)艶めいた科白も混じるおままごと 末光康英
酔うて候女の眉の艶く刻 選者
