コラム・エッセイ
12月作品(その二) 席題「こたつ」 瀧川茶々選
下松多宝塔川柳会こたつから出ると皆が用を言う 末光康英
こたつ出し猫と取り合う指定席 松永よし子
温まった猫こたつから溶けて出る 有海静枝
こたつ出た犬が最初に駆けり込む 中村合気童
初めてのお宅のこたつ遠慮足 有海静枝
手の届く範囲で物を置くこたつ 末光康英
きっかけはやぐら炬燵で触れた足 石田好川
仲悪いこたつの中で足をける 中村好徳
ほんわかとこたつが誘うよい眠り 鍵谷珠枝
ときめかずこたつで足が邪魔になる 松永よし子
掘りごたつ隠れんぼして動けない 中村好徳
みかん餅こたつを用意待つ帰省 有海静枝
子も巣立ちひとりごたつに慣らされる 神田すが代
こたつなど意地を張っては入らない 中村好徳
こたつ入り麻雀一夜若い頃 兼森照男
日向背にこたつの番は猫と夫 松永よし子
団欒の鍋にこたつがよく似合い 神田すが代
しかられてこたつにもぐり孫逃げる 赤尾ひなた
足と足こたつの中のふれあう足 神谷千恵
(秀)あ〜誤算こたつで義母と足が触れ 神田すが代
ほっこりとこたつの温もり恋しくて 選者
