コラム・エッセイ
7月作品(その三) 席題「目」 佃元気 選
下松多宝塔川柳会目には目とやってやりたいパワハラを 神田鈴佳
「お目だるい」と亭主の宝さあ出番 河村紅衣
目の前にある忘れ物探してる 中村好徳
初恋を焼き付けている目の奥に 瀧川茶々
涙目の女にコロリ騙される 神田すが代
目の上のたん瘤もしかして私 河村紅衣
釘付けになった目の先またも美女 有海静枝
目が重いベッドに行けばパッチリと 瀧川茶々
目算が外れ資金がない老後 松永よし子
さわやかに目覚めて今日の予定組む 鍵谷珠枝
目の力信じ伝える恋心 松永よし子
まあいいか色目のサイン気付かない 栗田梧空
出鱈目を言っては見たが大当たり 末光康英
老眼で目配せしたけど気がつかず 赤尾ひなた
飽食に目刺が喉にひっかかる 末光康英
ザルの目が粗くこぼれている噂 神田すが代
今人気泥棒さんの目出し帽 河村紅衣
親の目は良い子フィルター越しいつも 有海静枝
不正見て一回目だと目をつぶる 神田鈴佳
(秀)お互いに半分目閉じ粗を見ず 松永よし子
マスクした目口より真実語ってる 選者
