コラム・エッセイ
3月作品(その三)席題「したたか」栗田梧空 選
下松多宝塔川柳会あなどるなプロも顔負け口車 中原童士
強かに喜寿の峠に辿り着き 神田すが代
可愛さと比べようないしたたかさ 河村紅衣
気に入らぬ近所どなって平気顔 松永よし子
家の内明治女の持つ矜持 神田鈴佳
強かに尻尾縮めて掴ませぬ 神田すが代
世知辛い今したたかに生きて行く 佃元気
年金で一人したたか生きてます 滝川茶々
したたかななやみも聞いたカウンター 鍵谷珠枝
したたかだ貧乏神も逃げてゆく 末光康英
子を頼り巻き込みながら生きてゆく 松永よし子
したたかな奴だ転んで金拾う 末光康英
口げんか相手てごわいスルーしよ 浦川うらら
したたかないじわる婆で明け暮れる 河村紅衣
どちらにも良い顔をして見えぬ貌 有海静枝
したたかも加減しながらいい女 河村紅衣
したたかに舞ってやっとの今の地位 有海静枝
強かに二枚の舌で世を渡り 神田すが代
したたかに苦難受け入れケセラセラ 松永よし子
(秀)場の空気読みますゴマも上手く擦る 有海静枝
女ひとり過去形にしてしたたかに 選者
