コラム・エッセイ
1月作品(その三)席題「家」末光康秀 選
下松多宝塔川柳会酔うて候家路は遠く足も酔う 栗田梧空
妻は留守家の事など解らない 中村好徳
町内会空き家が増えて寂れゆく 中村好徳
ほどほどのマンション愛も夢も持つ 鍵谷珠枝
夕餉の香あったか家族が待つ襤褸屋 有海静枝
悩ましい終の住処と資金繰り 松永よし子
千鳥足やっぱり忘れない帰巣 神田すが代
ローン組み建てた我が家が今重荷 石田好川
空き家です売れない維持に子等けんか 兼森照男
初日の出豪邸一人味気ない 鍵谷珠枝
家建てる住む人いない家もある 神田鈴佳
家だけは守り継ぐべきものだった 神田鈴佳
落ちこんでいても待っててくれる家 有海静枝
古家も化粧塗ればとまだ住める 神谷千恵
ゴミだらけ狭い我が家も憩いの場 及川照嘉
どこみても似たりよったり箱の家 赤尾ひなた
食べて寝るだけの我が家はローン漬け 及川照嘉
豪邸の一部屋だけが我がお城 及川照嘉
駅前はマンション群で風強い 佃元気
(秀)帰る家あるから飛んだブーメラン 神田すが代
あの空地大東建託建ち並ぶ 選者
