コラム・エッセイ
4月作品(その三) 席題「ぬるい」有海静枝 選
下松多宝塔川柳会ポツポツと吹く風ぬるく嵐前 神田鈴佳
高齢で動作ぬるいは優雅です 佃元気
繁盛店ぬるい嫁には務まらぬ 松永よし子
頑張れどとどのつまりは的外れ 河村紅衣
生ぬるい風が失意を弄ぶ 神田すが代
ぬるま湯で暮らし晩年する苦労 松永よし子
独り居てぬるい里にも自由席 神田すが代
手ぬるいと人には言うが好い加減 中村好徳
水ぬるみ春が近いと知る五感 中村好徳
久しぶり話が長く茶がぬるく 鍵谷珠枝
人生をぬるい生き方幸せだ 佃元気
ぬるい者どうしで見てる蝸牛 末光康英
温床でゆらり三代目の柱 神田すが代
ぬるい奴と言われずーっとぬるいまま 末光康英
ぬるいビール飲めば同じか腹の中 浦川うらら
少しづつ記憶が落ちるぬるいババ 鍵谷珠枝
腰痛のぬるい動きでこなす家事 松永よし子
若い人ぬるい社風に長続き 神田鈴佳
ますますとぬるい動きで遅れとり 赤尾ひなた
(秀)こんな世は少々ぬるい歩で行こう 浦川うらら
通常の朝を始めるぬるい白湯 選者
