コラム・エッセイ
No.1 9月16日(金)3年ぶり再会に感激 草の根医療協力の原点に
ベトナムは今 コロナ禍を乗り越えて(9月16〜20日) 記者・IMAYA理事 山上 達也「ドクターイサオ、3年ぶりですね」―ベトナムの中部、フエのフバイ国際空港で、国立フエ医科薬科大学のOGCDC(遺伝カウンセリング障害児基金)の責任者、チャン・ティ・フォン・アンさんと、スタッフのグエン・タイ・サンさんが、我々NPO国際ボランティアIMAYAの岩本功理事長(81)ら一行4人の到着を大歓迎してくれた。
思えばコロナ禍で3年間、IMAYAはベトナムを訪問する形での医療協力活動ができなかった。その間も徳山東ロータリークラブなどの各団体から補助金や助成金をお預かりし「今年こそは」と綿密にベトナム訪問計画を練り、コロナ禍も乗り越えて、やっとの思いでベトナムの土を踏むことができたのだ。
これまでIMAYAはベトナム戦争の枯れ葉剤の後遺症や遺伝による障害で苦しむ人たちのために、車椅子を401台贈った。さらに通学時間が長い子どもたちの通学用自転車も贈り続けている。
協力者の中には「わざわざベトナムまで行かなくても、先方にお金を送って車椅子や自転車を贈ってもらったらいい」という声もあった。しかしそれはIMAYAの考え方に合わない。対面し、交流し、心の通う中にこそ真の医療協力があるという思いを、コロナ禍とはいえ、譲ることはできなかったのだ。
そんな思いが我々にも、そしてアンさん、サンさんにも共有できていたからこそ、3年ぶりに再会しても時間のブランクを感じないのかもしれない。
さっそく専用車でフエの中心部にあるロマンスホテルに着いて、やっと日本円をベトナムの通貨「ドン」に両替できた。福岡空港で出国前に両替しようとしたが窓口は混雑中で「ベトナムに着いてからでいいか」と高をくくってしまっていた。
福岡からベトナム航空で着いたホーチミンのタンソンニャット国際空港では、国際線ターミナルから国内線ターミナルに移るのに時間がかかり、ここでも両替の機会を逃した。
ホーチミンから国内線に乗り換えて到着したフエのフバイ国際空港は山口宇部空港よりも小さく、ここには外貨両替の窓口はない。
ちなみにタンソンニャット国際空港の国際線ターミナルは、日本の政府開発援助(ODA)で2007年に完成した。ターミナル内にはベトナム語、英語、日本語で日本への感謝の言葉を刻んだベトナム政府の感謝の碑が建てられている。
タンソンニャット空港内のカフェに立ち寄ると「Special Wagyu Beef Pho」なる看板が目に入った。Wagyuとは「和牛」のこと。うどんによく似たベトナムの米粉ヌードルのフォー(Pho)に、和牛は合うのかもしれない。搭乗時間に間に合わないので、またの機会に食べてみよう。
IMAYAの第15回ベトナムスタディツアーは9月16日から24日まで訪れて現地で交流し、筆者はこのうち「第1部」の20日まで同行し、草の根の医療協力活動に立ち合いました。その様子を連載で報告します。
(記者・IMAYA理事 山上 達也)
ベトナム航空の機内
タンソンニャット国際空港にある日本への感謝碑
「和牛ビーフフォー」の看板
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