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【柳井】周南地域から4社支援 高校生向けデジタル人材育成講座開講
経済その他未来のデジタル人材を担う高校生輩出を目指す2025年度「eスポーツ&デジタル人材育成講座」の始まりを告げるキックオフ会見が22日、柳井市中央の柳井グランドホテルで開かれた。県内企業9社がスポンサーとなり、同ホテルを会場に6回の講座を実施する。
同ホテルが主催、NASEF JAPANが共催し、市教委が後援。講師は大島商船高専と周南公立大学の情報科学を専攻する学生20人。
対象は県内の高校生40人。同ホテルホームページで募集し、22日時点で下松工業高など県内7校の生徒の参加が決まっていた。
講師を務める学生らは昨年度県デジタル技術振興財団主催の「デジタル・エデュテインメント推進事業」で指導員研修を受けており、両校教授らも教材作成など指導にあたる。
講座は6月8日(日)を皮切りに10月にかけて、AI生成やプログラミングなど最先端のデジタル技術を体験的に学べる。受講生2人に対し講師1人が手厚く指導する環境も整う。
さらに高性能パソコンとゲーミングデスク・チェア40セット、高速有線LANが講座会場となる同ホテル6階に敷設される。
同ホテルとナセフジャパンが若者の県外企業流出など負のループから脱却するため同財団に提案し、デジタル推進事業受託の形で実現した。
同ホテルの松前俊健代表の主催者あいさつのあと事業概要を説明し、「学校の垣根を越えた交流とともにデジタル技術を身に着け、ゆくゆくは県内企業で活躍してもらいたい」と述べた。
ナセフジャパンの大浦豊弘専務理事は「1年だけでデジタル人材育成は難しい。地元企業で支え継続した事業にしたい」と話し、来年度以降も続く事業とする展望を示した。
その後、大島商船高専の北風裕教教授がこのプロジェクトについて、学生が県内企業と連携強化できることなど3つの魅力を紹介。同高専電子・情報システム工学専攻1年の成田健志郎さんが「この講座を通して自らの手で技術を学び、これからの生活に役立ててほしい。その手助けをしたい」と受講生らに呼び掛けた。
周南地域からも下松市の清和工業㈱(濱田匠代表取締役社長)、澄川工業㈱(澄川英正代表取締役社長)▽周南市の㈱京瀧(京瀧崇久代表取締役社長)、トヨタカローラ山口㈱(中野文夫代表取締役社長)がスポンサー企業に名乗りを上げた。
濱田社長は「モノづくりにデジタル技術を生かせる人材の出現に期待をしたい」、京瀧社長は「社内でもAI人材育成を進めていたところで、面白い取り組みだと思った」とスポンサードの理由をそれぞれ話した。また、両社長ともに学生らに負けじとデジタル技術を学ぼうとする姿勢を本紙記者の取材の中で見せてくれた。
講座内容と日程、スポンサー企業は次の通り。
[講座内容と日程]
6月8日「AI 活用講座1(画像生成AI)」
7月13日「プログラミング講座(スクラッチゲーム)」
8月24日「AI 活用講座2(物体認識)」
8月31日「プログラミング講座(トイドローン)」
10月19日「AI 活用講座3(物体検出)」
10月26日「ゲームエンジン講座(Unity)」
[スポンサー企業]
トヨタカローラ山口㈱
大晃ホールディングス㈱
清和工業㈱
澄川工業㈱
㈱サンライン
三新化学工業㈱
さいとう整形外科
㈱京瀧
カワノ工業㈱
