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経済 : 周南市のニュース
銀南街 停電から1週間 各店 営業再開の動き 商業部分の通電未復旧
経済周南市周南市のJR徳山駅近くの銀南街ビルが22日に大雨で停電になって1週間を迎えた。約50世帯の入居する3〜5階の住居部分は通電が再開したが、約30店が軒を連ねる1、2階の商業部分は停電が続き、本格復旧のめども立っていない。一部の店は営業を再開し、経営への影響を最小限に食い止めようと躍起になっている。
27日の商店街「銀南街」。同ビルの店全体のうち半分を超す20店近くがシャッターを開け、営業を再開していた。
洋服店の1つは路上にキャンプ用のタープを張り、店内から商品を持ち出して陳列し、青空市場のように販売していた。自家発電で対処したり、隣の商店街「中央街」に拠点を移して売り出しを始めたりする店も見られた。
紳士服店「マエダ」は停電2日後の24日、開店時間を午前11時から午後4時までと通常より4時間短縮して営業を再開した。住居部分から電気コードを引き込み、電気スタンドとレジ、電話機、扇風機の電源を確保し、最低限の開店環境を整えた。
店主の前田愛一郎さん(68)は「照明が電気スタンドだけで薄暗い中での再開だが、復旧のめどが立たないからといって店を閉め続けるわけにいかない」と話す。
電気は住居部分は停電翌日の23日に回復した。水没した地下2階にある受電設備を経由せず、各戸に直接送電する応急措置で対応した。エレベーターは動かず、生活環境は完全には戻っていない。商業部分は1機の受電設備で一括送電を受けて各店に配電する仕組みで、機能がいまだ回復せず、復旧に至っていない。
商店主でつくる銀南街振興組合は25日に会合を開き、中国電力から状況説明を受けた。可動式の発電機を持ち込んだり、受電設備を地上に仮設したりして一時的に復旧させる案が示され、対応を検討している。
地下に流れ込んだ水は吸水作業でほとんど引いたが、受電設備はまだ水に浸かっているという。地下水没の原因は雨水の流入だけでなく、地下水が亀裂から流れ込んだ可能性が指摘されている。
