2025年11月04日(火)

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経済 : 周南市のニュース

通期予想の利益は据え置き 第2四半期決算・新型コロナで減収減益

  • 会見で説明をする安達所長(左)

 周南市の㈱トクヤマ(横田浩社長)は28日、2021年3月期の第2四半期(4〜9月)の連結決算を発表した。グループ全体の売上高は前年同期比で6.2%減の1432億8900万円、本業のもうけを表す営業利益は同11.4%減の129億4100万円で減収減益だった。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、主力製品の苛性ソーダの国内販売量と歯科器材などの輸出量が減ったことなどが響いた。 この日は同市の徳山製造所で会見があり、安達秀樹同所長は「新型コロナの感染拡大の影響による上期の落ち込みは想定していたほどではなかった」と説明した。

 21年3月期の業績予想については、売上高を5月の発表値3100億円から3千億円に下方修正した。子会社のサン・トックスの株式売却により連結決算から同社が外れたことで通期の売上高が減少すると想定した。営業利益は、セメント事業での原料コストの低下などを見込み280億円で据え置いた。

 未定としていた期末配当予想は前期と同じ35円とし、安定配当の方針を堅持した。

 今後は、5Gの導入など世界的な半導体需要の増加に対応するICT、成長が見込めるヘルスケア、環境分野に注力していくこと、二酸化炭素排出量の削減に一層取り組むことを発表した。

 主な事業別の第2四半期数値は次の通り。

 カセイソーダなどの化成品=売上高が前年同期比16.9%減の385億2700万円、営業利益が28.3%減の53億8600万円▽半導体向け多結晶シリコンなど特殊品=売上高が5.9%増の260億5200万円、営業利益が2.4%減の27億4600万円▽セメント=売上高がほぼ変わらず427億2600万円、営業利益が96.9%増の23億3500万円▽医薬品原薬・中間体などライフアメニティー=売上高が10%減の249億4500万円、営業利益が47.3%減の8億2300万円。

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