2026年04月16日(木)

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【周南市】㈱トクヤマ “とくちゃれ”から応援グッズ 竹クラーベが第1回広告賞

  • 竹クラーベ

受賞を喜ぶ中村担当主席(左)と友村さん

レノファ通じて課題解決

 山口県周南市の㈱トクヤマと同社がスポンサーを務めるサッカーJ2のレノファ山口は9月3日、竹の応援打楽器「竹クラーベ」を通じた取り組みが評価され、第1回「ジャパン・スポーツ・アクティベーション・アワード(JSAA)」でPSI賞を受賞した。

 JSAAはプロスポーツチームとそのスポンサーによる活動をたたえる広告賞。PSI賞は特に印象に残る取り組みとして、同アワードを運営するプラクティス・スポーツ・インキュベーション(PSI)が選んだ。

 竹クラーベは2本1組で打ち鳴らして応援する鳴り物で、㈱トクヤマの社員が自由な発想で新しい価値の創造に取り組む「とくちゃれ」活動から誕生した。山口県は竹林面積が全国4位の規模で、竹は繁茂すると生態系に影響を与えることからその活用が課題となっている。

 同社徳山製造所では発電設備で、竹を試験的にバイオマス燃料として使用。昨年の夏、動力部の友村浩二郎さん(44)が「とくちゃれ」活動で燃料以外の使い道を模索する中、スポンサーを務めるレノファ山口の応援楽器というアイデアが生まれた。

 竹は同市徳山の金剛山公園に生い茂っているものを、㈱トクヤマ社員、レノファ山口社員、市職員とサポーターが連携、協力して伐採。加工では徳山商工高生徒、レノファの選手も参加し、切断、油抜きや熱処理などを施しこれまでに1千セットを作った。1本ずつにレノファ山口、㈱トクヤマ、周南市のロゴが刻印されている。

 Jリーグはスタジアムへの応援グッズの持ち込みに厳格なルールを定めているが、竹クラーベは許可済み。スタジアムなどでサポーターに無償提供し、現在は竹をたたく音がチームの応援として定着している。

 スポーツの力を使った地域課題の解決というユニークな取り組みが、栄えある第1回JSAAの受賞につながった。

 友村さんは「ご協力いただいたレノファファミリーの皆さんにいただけた賞だと思う。レノファの力を活用させてもらうことで地域の社会課題解決に貢献し、企業価値向上をさらに発展させていきたい」と話し、とくちゃれ活動を運営する同社経営企画本部の中村孝士担当主席(67)も受賞を喜んだ。

 レノファ山口の初田真也事業部長(38)は「今回受賞した取り組みを他の地域やスポーツクラブにも発信して、それぞれの地域ができることに気づいて、盛り上がればうれしい」と話した。

 竹クラーベは現在も制作中で、竹の伐採の参加者を随時募集している。問い合わせは友村さん(070-7564-5728k.tomomura.ev@tokuyamagr.com)へ。ツイッターもある。

初田事業部長(㈱トクヤマ提供)

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