2026年06月13日(土)

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経済 : 周南市のニュース

【周南市】クナイHD宇部塗装工業を傘下に 県全域にエリア拡大

  • 九内社長(右)と佐々木前会長

 山口県周南市橋本町の㈱九内、下松市望町の㈱クナイを子会社とする㈱クナイホールディングス(九内庸志社長)は1日、宇部市の宇部塗装工業㈱の株式を100%取得した。14日に九内社長(60)と宇部塗装工業の佐々木典夫前会長(78)が周南市の徳山商工会議所で記者会見して明らかにした。宇部塗装工業は2021年度の売上高が約5億7千万円。同社が加わったことで22年度のクナイグループ全体で売上高17億円を目指す企業体となる。

 クナイホールディングスはクナイグループの多角化、分社化に対応して今年5月に設立したばかりだが、主要子会社の九内は1932年に下松市で創業。クナイも九内下松店を社名変更する形で71年に設立。

 塗料の販売、塗装、交通安全施設の施工、住宅のリフォーム、携帯電話ショップ、多機能型児童発達支援施設コペルプラスなどを展開し、グループ総合拠点施設「クナイの樹」にある来店型リフォームショップ「ハミングライフ」内に軽食、喫茶の「スターリーカフェ」も開設。九内社長は下松商工会議所副会頭を兼ねている。

 宇部塗装工業は1950年設立の老舗の塗装、建設会社。外壁改修などの公共工事や宇部興産など民間企業、住宅、店舗など県内外に幅広く展開している。今回の株式取得によるM&Aでは佐々木前会長が取締役顧問に、九内社長が宇部塗装工業の会長に就任するが、白﨑銀次郎社長をはじめとした役員は続投し、社員も引き継ぐ。

 記者会見で九内社長は、今後は全県展開が可能になり、宇部塗装工業の技術力もグループで活かせるとメリットを強調し「売上を20億、30億円と伸ばし、社員数も100人を目指したい」と話して将来の株式公開、上場も視野に入れるとした。

 宇部塗装工業の役員、社員とも若手が多いことにも「若い人が育っている。これからどのように伸びていくのか、わくわくする。新しい刺激にしたい」と期待していた。

 クナイホールディングスは橋本町に9階建ての本社ビルが来年3月に完成予定。賃貸マンションやコンビニエンスストアのほか、新たにコワーキングスペースの運営も計画。九内社長は「この地域にクナイがあってよかったと言ってもらえる会社にしたい」と話していた。

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