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【山口県】世界がひっくりかえる!カードゲーム KAWARS英語版今春発売 周南市の久保さんがイラスト
経済周南市山口県周南市久米のイラストレーターで二科会会員の久保咲遥(さくはる)さん(46)ら4人のグループ、ZEN SELECT(ゼンセレクト)が制作する対戦型カードゲーム「KAWARS(カワーズ)」の英語版が今春、発売される。17日午前にはインターネットで呼びかけていたクラウドファンディングが目標額に達し、発売へ向け順調にかじを取っている。
大学時代に彫刻を専攻した久保さんは、専門学校でデザインの講師を務めるかたわらデジタルアートに取り組むようになり、初出品から約10年という短期間で二科会デザイン部会員となった。
ZEN SELECTは、お笑い芸人、オリエンタルラジオの中田敦彦さんが制作したカードゲームXENO(ゼノ)をきっかけに結成された創作ユニット。メンバーは全国から集まったYouTuberのZENさん、プログラマーのハマさん、デザイナーのずんださんで、久保さんは二科会の会員同士の活動の延長線上でXENOのパッケージイラストを担当したことから同ユニットへ加入した。
2021年10月、「井の中の蛙」をモチーフにした2人用対戦カードゲーム、KAWARSの日本語版「黒箱」をリリース。リアルとファンタジーを融合させた久保さんのイラストで、カエルの王様や騎士、参謀など、魅力ある世界観のキャラクターカードを作り上げ、22年春にはキャラクターを一新した「白箱」も完成させた。
紙のカードやプレイ用のマットなどをセットにした製品版は、いずれも通販サイトBOOTH(ブース)で販売している。各2200円。「黒箱」はすでに売り切れているが、同ユニットのホームページでは同ゲームを無料で公開し、誰でも簡単に遊ぶことができる。
「黒箱」の制作時にはクラウドファンディングが目標の300%を達成し、ストレッチゴールとして昨年6月、原宿でカードのイラストを一堂に会した個展「幻想カエル展 咲遥が描く“井世界(いせかい)”の住人」を開催。海外からの来訪者が多かったことも勢いとなり、新たな展開として英語版の制作に踏み切った。
英語版では対戦人数を2人から4人へ再構築し、24種類のカードも全て描き下ろし。アメリカ人を購買層に定めて絵柄を工夫したほか、ポーズや背景も描き込み、世界観を深化させた。
2年以上に渡り100体を超えるカエルを描いてきた久保さんは「情感が表現できるが人間ほど生々しくなりすぎないという点からカエルを絵の題材に選び、それがゲーム作りにつながりました」と話し、「今後はZEN SELECTの名前をさらに広め、ゲーム以外のプロジェクトにも取り組んでいきたい」と意気込む。
「人気カードゲーム、遊戯王を遊んだことがある人なら特にとっつきやすく楽しめる内容になっていると思います」という同作。4月発売を目指す英語版は、日本語版と同様、紙の製品の販売とウェブサイトでの公開を予定している。制作の進捗はZEN SELECTのホームページ(https://www.zenselect.jp/)、久保さんのTwitter(@suck_hal)から確認できる。
