2026年05月24日(日)

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経済 : 周南市のニュース

【周南市】代々木公園に家族連れ500人 PPPで新たな活動 小さな花火大会盛況

  • 花火を楽しむ参加者

  • まちなか共創センターのスタッフ

 周南市の代々木公園。中心市街地の一角だがふだん、訪れる人は多くはない。2日夕、この公園で初の「しゅうなん小さな花火大会in代々木公園」が開かれ、家族連れ500人でにぎわった。今年4月からスタートした徳山駅周辺官民連携管理運営事業(PPP事業)で実現したものだ。徳山駅前賑わい交流施設3階にはこの事業に合わせて「まちなか共創センター」がオープンした。これからの官民連携の姿を求めて新たな試みが始まっている。

駅周辺施設の管理運営を民間に

 この事業は徳山駅周辺の施設の管理運営を包括的に民間企業に委ねるもの。対象は、業務委託が駅周辺の3カ所の駐輪場、7本の市道▽指定管理が3カ所の駐車場、南北の駅前広場、エスカレーターの管理を含む南北自由通路、それに代々木、若葉、青空公園を含む。期間は5年間で、指定管理料、委託料を合計した事業規模は約1億8千万円。

 引き受けたのは周南ツナガルコンソーシアム。構成企業は地元企業の野村緑建㈱、駐車場管理のトラストパーク㈱、徳山駅前賑わい交流施設の指定管理者でもあるカルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱(CCC)。代表企業は野村緑建(野村靖宏代表取締役)、統括管理責任者はCCCの徳山駅前図書館の館長でもある組谷明豊さん(33)が務める。

 スタートまで順調だったわけではない。中心市街地活性化推進協議会や徳山商工会議所に説明もないまま、市がスタートさせようとしたことから、これまで中心市街地の活性化に携わってきたリーダーの間に市への不信感が高まる中で進められた事業だった。

 それでも昨年12月議会で必要な議案が通過し、予定通り4月に周南ツナガルコンソーシアムによる管理運営が始まった。同時期にまちなか共創センターが開設された。周南公立大のサテライトオフィス、PPP事業の総合窓口でもあり、周南公立大、CCCと市中心市街地活性化推進課の職員が常駐して、イベントなどの相談に応じている。

まちなか共創センターの活動

 スタートから半年。周南ツナガルコンソーシアムの独自事業として開いた「小さな花火

大会」は手持ち花火を楽しむことが中心のイベント。販売は花火とキッチンカーが2台だけ。駐車場のない会場だったが、予想以上の参加者になった。歩いてきた人が多かったが「今年、初めて花火をした」「こんなイベントが開かれてびっくりした」という声もあった。

 これまで、にぎわうことのほとんどなかった公園でのイベントの成功に組谷さんは「これからも新しい使い方を提案していきたい」と前向き。樹木の管理も裁量の範囲が広く、野村代表取締役(54)も「以前は手がつけられなった作業もできるようになった。今回のイベントではCCCやトラストパークのスタッフも手伝って除草するなどみんなで取り組むことができた」と手応えを感じている。

 まちなか共創センターでも中高校生のための定期イベントの「自分の夢を探す授業」をスタートさせ、これまでに3回開催した。来年春には徳山駅前再開発がオープンする。周南公立大も新学部、学科が開設され、学生数も増える。PPP事業が街に溶け込み、新しい街づくりでどんな役割を果たすか、注目される。

(延安弘行)

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