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経済 : 周南市のニュース
【周南市】田布施農工が新メニュー開発 山口周南レディースカップで提供
経済周南市山口県周南市安田の周南カントリー倶楽部(松本俊博支配人)のレストランの新メニューを、田布施町の田布施農工高(熊原靖夫校長)の食品科学科の生徒が開発した。予選を勝ち抜いた4チームが腕をふるう最終選考試食会が9月14日、同校で開かれた。
敢闘賞はゴルフボールと同じ重さに丸めて揚げた「ゴルフボールコロッケ」と、瀬戸内レモンを使った爽やかな風味が楽しめる「勝利のブーケポテサラ」の2チーム。
お弁当メニュー大賞にはわかめごはんと酢飯を合わせた「カラフル!!!!岩国寿司!!」が選ばれた。
レストランメニュー大賞には県名産品の瓦そばと野菜にあんを浸して食べる「優勝目指して!モチっとあんかけゴルフボール茶そば」が選ばれた。
ポイントはゴルフボールに見立てた乗せた白玉団子だという。
審査をした周南カントリー倶楽部の小島昭男総支配人(70)は「想像をはるかに超える料理だった。ゴルフ主体に考えてもらってありがたい。11月のレディースカップでお弁当にできたら」と笑顔で総評を述べた。
生徒らは今年4月から同倶楽部の現状や課題などを学び、ゴルフ場見学や体験を重ねてメニュー開発に取り組んできた。
大賞を受賞した3年の山本澟緒さんは「2人で意見を出し合ってこのメニューに行きつきました。料理を通して地域に貢献できたらうれしいです」と想いを話す。
山根輝さんは「冬の販売を見越してハクサイ、シイタケ、ニンジン、岩国レンコンを入れました。それぞれの食感を楽しんで欲しい。受賞できて本当にうれしい」と笑顔で喜びを語った。
山根さんは卒業後、同倶楽部への入社が内定している。プロジェクトで見学した際、職場の雰囲気が楽しそうで就職を希望したという。
今回受賞したメニューは11月9日(木)から11日(土)に同倶楽部で開催される観戦無料の「山口周南レディースカップ」で販売される予定。
ゴルフ観戦と共に高校生が考えた発想力豊かなメニューを味わってみては。