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経済 : 周南市のニュース
[OPEN]【周南】古民家で味わう、心ほどける時間 呼坂にせいろ蒸しの食事処「優縁」
経済周南市周南市呼坂に昨年10月、せいろ蒸しを中心とした食事処「優縁(ゆうえん)」がオープンした。木の温もりに包まれた古民家を改修した店内にくつを脱いで上がると、落ち着いた空間が広がる。
店主の栗林優里花さんは下松市出身の31歳。学生時代から飲食店でのアルバイト経験を重ね、作業療法士として約10年間勤務してきた。医療の現場に身を置く中で「食」が人の心と体を支えることを実感したという。
主力メニューは野菜や肉、魚をふっくらと蒸し上げるせいろ蒸し定食(1,980円)。祖母が「この辺りは洋食が多く、和食が少ないね」と話していたことがきっかけで、健康的で日常に寄り添う料理を選んだ。試行錯誤を重ねながら形にした味は、祖母をはじめ来店客から「全部食べられた」、「優しい味」と好評を得ている。
食材は山口県産を中心に使用。周南市大河内産のレンコン、県内の野菜、調味料を取り入れ、地産地消を大切にする。デザートには柳井市の甘露醤油を使用し、甘さの中にコクを感じる味わいに仕上げるなど、“山口らしさ”を楽しめる工夫を施す。来店客との会話を通じて新たな生産者とつながることもあり、店名の通り“縁”が自然と広がっている。
店舗は民家を約1年かけて改修。姉と力を合わせて壁塗りや家具づくりにも携わった。襖(ふすま)や障子を取り払い、視線が抜ける設計にしたことで、実際の広さ以上にゆったりと感じられる。
栗林さんは「ここでは役割をいったん置いて、ただ自分の時間を過ごしてほしい。友人と語らうのも、一人で静かに味わうのも自由に」と話す。店は中学生未満の入店を控え、大人が静かに食事を楽しめる場としている。
日常を少し離れ、心と体を整えるひとときを提供する「優縁」。静かな里山の一角で、訪れる人それぞれの“まったり時間”を受け止めている。
[食事処 優縁]
周南市呼坂小原田1052-1
TEL.070-9197-7109
営業時間:午前11時〜午後3時(2時半オーダーストップ)
定休日:水・木曜
駐車場:店舗裏に14台
予約優先(当日来店可)
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