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【光市】センバツ必勝へ300人 光高野球部激励会 悲願の甲子園初勝利を
地域光市春のセンバツ高校野球大会に出場する山口県光市の光高野球部(升田早人主将)の激励会が3日、市役所本庁舎前の駐車場で開かれ、約300人の市民らが参加した。
市主催の高校野球出場激励会は1994年以来、29年ぶり。市民が応援できる場を提供しようと企画された。
会では市川熙市長が29年前に光高が夏の甲子園に出場した時に感動を呼んだ杉村衡作主将の選手宣誓の一部「苦しい時はチームメートで励まし合い、つらい時はスタンドで応援してくれる友人を思い出し、全国の高校へと友情の輪を拡げるためここ甲子園で一投一打に青春の感激をかみしめながらさわやかにプレーすることを誓います」を読み上げ「コロナ禍で暗い話題が多かったが、輝かしい光がこのふるさと光市に降り注いだようでうれしい。チームワークで前進し、新しい校歌をぜひ甲子園で聞かせてほしい」と激励した。
木村信秀市議会議長は「たくさんの方々に支えられたことへの感謝の心を忘れることなく、悲願の甲子園初勝利を目指し、市民に明るい話題と元気を届けて欲しい」とあいさつ。県高等学校野球連盟の藤村慎一郎会長は「光高校の野球を県民も楽しみにしている。野球少年たちが自分たちもがんばろうと元気が出るよう、甲子園で大暴れしてきて欲しい」と語った。
来賓で県高野連の東堂昌治理事長、村﨑一生審判長らが出席し、市、県高野連、地区審判部から激励費と花束が贈られた。
升田主将は「初勝利を目指し、歴史に新たな1ページを刻めるようがんばりたい。部員、マネージャー合わせて34人全員が自宅から通う地元の高校生。数少ない公立高校の代表として晴れ舞台の甲子園で大旋風を巻き起こし、市民はもとより県民に夢と希望を与えられるよう、チーム一丸となってプレーします。応援をよろしくお願いします」と力強く決意を述べた。
宮秋孝史監督は「いろいろな方のお力添えが後押しとなった。光の文字が甲子園で暴れ回れるように、選手たちとがんばってきたい」と語った。
最後に村上浩昭校長が「選手たちが市、県の代表として安心して試合に臨めるようにサポートしたい。グランドとアルプスが一体となれるよう応援してきたい」と話した。
会場では地元の光井中央少年野球(15人)の9人が「光高がんばれ!」と書いた手製のプラカードで声援を送り、光高応援団はエールを、同吹奏楽部は「GUTS!」を演奏して会場を盛り上げた。
選手たちがこれまでの練習で流した汗や涙を糧に甲子園で輝いてきて欲しいという、市民の期待のこもった激励会となった。