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【光市・下松市】「世界の石川佳純」に魅了 時盛建設安全協力会が講演会
地域光市「私の卓球人生を支えたもの」
元卓球女子日本代表で山口市出身の石川佳純さん(30)の講演会「私の卓球人生を支えたもの」が25日、光市民ホール小ホールで開かれ、約300人が世界の卓球界に敢然と輝きを放った石川さんの話に聞き入った。
時盛社長と石川さんの父の仲で講演会実現
この講演会は光市島田の時盛建設㈱(時盛純社長)の安全協力会(東亮介会長、29社)が主催した。同会は毎年1回、総会の後に講演会を開いてきたが、今年は時盛社長と石川さんの父が知り合いという縁から、今年5月に現役を引退したばかりの石川さんを総会後の講演会の講師に招いた。
石川さんは1993年2月生まれ。両親の影響を受けて山口市平川小1年の時から卓球を始め、インターハイで3連覇、全日本ジュニアで史上初の4連覇を成し遂げ、17歳で全日本選手権女子シングルスで優勝。その後の3連覇を含め通算5回の日本一に輝いた。
2012年のロンドン五輪の団体戦で銀メダルを獲得し、男女を通じて日本卓球史上初の五輪メダリストになった。16年のリオデジャネイロ五輪で銅、21年の東京五輪で銀、団体戦で3個のメダルを獲得した。
世界選手権には07年から14回出場し、卓球界における「世界の石川佳純」の地位を不動にした。
石川さん「講演はきょうがデビュー戦」
この日の講演会で石川さんは「講演はきょうがデビュー戦です」と前置きし、幼少期から五輪出場までの道のりを披露した。そして「夢とはいつかかなえたいという『理想』だが、目標は必ず達成したいという『課題』だ。大きな夢の中からこそ具体的な目標が浮かび上がる」と自らの人生訓を披露した。
さらに「試合に勝つための要素」として、対応力▽負けない戦い方▽反省、復習、次への準備▽現状維持ではなく常に変化と進化を求める―の4点を挙げ「結果を求めるあまり過程を忘れてはならない」と指摘した。
モチベーションの保ち方も「自問自答を重ね、いつでもコートに立てる準備を重ねる」▽失敗した時の考え方も「つらい気持ちにだけフォーカスせず、改善点に向き合うことだ」とした。
そして「目標を達成するための覚悟」「チャレンジし続けること」「変化を恐れない」「感謝の気持ちと、何ごとも一人ではできない」「運」が現役生活で学んだことだと披露。とくに「運」は「運に愛される自分を作ることが大切。そうすれば、いざという時に運を自分に引きつけることができる」と強調した。
「後進の選手には不安な表情を見せない」
質問コーナーでは客席の6人が発言し「落ち込んだ時に前向きになる秘けつは?」「後進の選手に対して心がけていることは?」などの質問が出た。
石川さんは「落ち込んだらテレビドラマをずっと見て、違う世界に浸る。そうすると気持ちが軽くなり、落ち込んでいる原因を考えるきっかけになる」「後進の選手にはどんな状況下でも不安な表情を見せないようにしている」と答えた。
この後は石川さんのサイン入りの本やラケット、ボールが当たる抽選会で盛り上がった。
最後に時盛建設社員の山本弥生さんから石川さんに感謝の花束が贈られた。東会長は謝辞で「卓球の道をまっすぐに歩んでこられた石川さんの姿に感銘を受けた。これからもさらに活躍され、卓球界の後進の育成にも力を発揮して下さい」と述べていた。
