2026年10月27日(火)

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地域 : 下松市のニュース

「地域住民の足の確保に」 米川コミュニティバス始動

  • 大藤谷バス停の最終便のバスと地域住民

  • テープカットと同時に出発する「米泉号」

 下松市の米川地区で1日、ダイヤ制と予約制を併用した同市初の市営コミュニティバス「米泉号」の運行が始まった。前日の9月30日には同地区最後の路線バスを見送る「感謝の集い」が大藤谷バス停の前で開かれ、地域住民ら約30人が見送った。

[名残惜しく最終バス見送り]

 感謝の集いは大藤谷バス停で午後5時11分発の発車を待つ防長交通の36人乗りのバスの前で開かれた。このバス停から米川小に通学していた6年の弘中蓮さん(11)と2年の弘中岳樹君(7)の姉弟が、防長交通周南営業所の石川整(ひとし)所長(47)とこのバスの三好範佳運転手(45)に花束を贈り、パスの前で全員で記念撮影をした。

 蓮さん、岳樹君は1日から市費負担のタクシーで通学する。蓮さんは「運転手さんと学校の行事や勉強のことを話して楽しかった」と名残惜しそうで、三好運転手も「これまでよく顔を合わせていた乗客とも、きょうが最後と思うとさびしい」と話していた。

 このバス路線の廃止で、大藤谷や道谷口、温見神社前、温見、大将軍登山口、滝の口河川公園各バス停も1日から廃止された。

[始発は9人乗り満席で]

 市営コミュニティバス「米泉号」の出発式は市道に面した米川小の敷地に新たに設けたバス待合所の前で、午前8時50分の第2便の出発に合わせて開かれ、地元住民ら関係者約30人が出席した。

 国井市長は「地域の皆さんの足として気軽に利用してほしい」とあいさつ。運行を委託する周南近鉄タクシーの堀井和秀社長や、米川地区社会福祉協議会の藤村幸男会長、米川公民館の渡辺宣哉館長とテープカットをして出発を見送った。

 9人乗りの車内は満席。乗客の後山の平屋好美さん(77)は「サンリブ前で下車して防長交通のバスに乗り換え、遠石八幡宮にお参りする。毎月お参りしているのでコミュニティバスができてよかった。今までと違ってバス停まで歩かなくてよく、家の前までバスが迎えに来るので助かる」と話していた。

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