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改良型試験車を公開 夢の時速500キロの「超電導リニア」
地域下松市東京と大阪の間を時速500キロで走り、1時間7分で結ぶ中央新幹線の超電導リニア改良型試験車が25日、下松市の日立製作所笠戸事業所で報道機関に公開された。同事業所で製作、5月末ごろから山梨県の山梨リニア実験線で走行試験に使われる。最先端技術を凝縮した下松市生まれの車両で、公開には新聞、テレビ、雑誌など30数社が集まった。
超電導リニアが出る中央新幹線はJR東海が建設中で、東京から山梨、長野、岐阜、愛知県を経由して大阪まで伸びる。実験線はその一部を利用し、距離は42.8キロ。この日の公開もJR東海が主催した。
改良型試験車は長さが28メートルで、そのうち15メートルが空気抵抗を減らすため長く突き出した先頭部。現在、走行試験に使われているL0(エルゼロ)系の先頭車両に比べ、先頭部の形状を変えて左右へ空気の流れを分け、先端部の最適化で空気抵抗を13%下げた。
L0系は客室の照明や空調など車両で使用する電力を得るためガスタービン発電装置を搭載しているが改良型はこれがなく、誘導集電方式で、地上ループに電流を流して磁界を発生させ、車両の集電コイルで電力を得る。この結果、発電装置の燃料を積む必要がなく、排気ガスがなくなり、軽量化もできた。
公開ではJR東海リニア開発本部の寺井元昭本部長らが、改良したところや、高速化を追究した結果、先頭部が丸みをおびて可愛くなったこと、開業に向けてすでに技術面はほぼ完成していて快適性の向上を目指すことなどを説明。笠戸事業所の技術を高く評価していた。
同事業所はこれまでもJRの新幹線や英国の高速鉄道などさまざまな鉄道車両を作り続けている。今回の車両は今月下旬に搬出、来月上旬に山梨リニア実験線に搬入される。
