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【下松市】[下松デンタルアカデミー専門学校]「体にも地球にも優しい食事を」
地域下松市初の市民公開講座で中村さん講演
下松市の下松デンタルアカデミー専門学校(栗原英見学校長、44人)の初の市民公開講座が28日、同校で開かれ、花岡出身の日本栄養士会会長、中村丁次さん(75)の講演「しっかり食べて健康寿命の延伸」を、同校の学生や関係者、一般など101人が聞いた。
市民公開講座は同校の地域貢献活動の一環で、今後も続けていく。この日は学生のほか、行政関係者、県栄養士会関係者などと、一般29人が出席した。
中村さんは前神奈川県立保健福祉大学長。「健康寿命の延伸とは病気になったり障害を持っても、住み慣れた環境の中で残された機能的能力を発揮し、自立した生活をしながら幸福感を感じて生きていくこと」と定義。そのために過栄養の改善による非感染性疾患の予防(メタボ対策)と、低栄養の改善による介護予防(フレイル対策)が必要だとした。
さらに社会全体の課題として「無駄のない食品システム構築」と「食事の質的な改善」を掲げ「体にも地球にも優しい食事が求められている」と説いた。
講演後、県栄養士会の野崎あけみ会長から中村さんに花束が贈られた。