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【下松】「私を産んでくれてありがとう」 中村小4年生が「十歳のつどい」
地域下松市下松市の中村小(末次淳義校長、317人)で7日、10歳になった4年生53人を祝福する「十歳のつどい」が開かれ、将来の夢や保護者への感謝の気持ちを発表した。
かつては「二分の一成人式」の名称で開かれていたが、2022年に成人年齢が18歳に引き下げられたのに伴い、同校でも23年から「十歳のつどい」の呼称になった。
この日は地域住民も自由に参加できる参観日の中で開かれ、保護者ら約50人が参観した。子どもたちは「パティシエ」、「左官」、「トリマー」、「手話通訳士」「料理人」など自分の夢を毛筆で大きく書いた半紙を掲げて「助産師になってたくさんの赤ちゃんをとり上げたい」、「消防士になってみんなが安全に生活できるようになりたい」などと発表した。
このあと一人ひとりが参観に来た保護者に感謝の気持ちを書いた手紙を渡し、成長した子どもの姿に涙ぐむ親の姿が多く見られた。
山平佑翔(ゆうと)さん(10)の父の直輝さん(37)は「立派に発表している姿に感動した」と目を細めた。三奈木博子さん(45)は咲良(さら)さん(10)から「私を産んでくれてありがとう。これからは10年間分の手伝いをするね」と書かれた手紙を受け取って感極まっていた。