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【下松市】受験生に「落ちるな!」「滑るな!」 ほしらんど・落ちない葉に加え滑り防止板
地域下松市受験生の応援に「落ちない葉っぱ」のヤマコウバシの葉をカードに加工して配布している下松市立図書館があるほしらんどくだまつに、今度はステンレス製の滑り止め「くつ底キャッチャー」が取り付けられた。国井益雄市長は「“落ちない”に加えて“滑らない”が加わった。受験生にとって鬼に金棒。ほしらんどで受験突破の強運をつかんでほしい」と話している。
きつね、新幹線のパンチングアートも
「くつ底キャッチャー」は光市浅江の金属加工業、㈱伊藤(伊藤幸平社長)の主力商品で、ステンレス板に開けた無数の突起物が水に濡れた床面などの滑りを抑制するもの。全国1500カ所以上の事業所で階段や床、はしごの滑り止めに導入されている。
このたびは同社が下松市に寄贈し、同館の玄関アプローチ2カ所に計23メートルにわたって取り付けられた。板には「くだまつだいすき」の文字や、市マスコットキャラクター「くだまる」▽笠戸ひらめ▽「きつねの嫁入り」にちなむキツネのイラスト▽日立製作所笠戸事業所で生産されている新幹線の車両がパンチングアートで描かれ、市民に親しまれそう。
㈱伊藤が市に寄贈「皆さんの足元の安全を」
取り付けが終わった12日、第36回中央公民館ふれあいまつりの開会式に続いて市から同社への感謝状贈呈式が開かれ、国井市長は「雨の日や雪の日でも床の滑りが抑制できて来場者の安全が図られる上に、受験生の皆さんを“落ちるな!滑るな!”と応援できるのはうれしい」と謝辞を述べた。
感謝状を受け取った伊藤社長(44)も「下松にこだわったパンチングアートを施してみた。皆さんの足元の安全を支え、喜んでいただけたらうれしい」と笑顔を見せていた。感謝状贈呈式には同社の堀永州平経営企画部長が同席した。
この後、国井市長は伊藤社長と設置後の現場に足を運んで滑りにくさを実感したり来場者に説明をしていた。
居合わせた平岡秀夫衆院議員に国井市長は「我々政治家も落ちたり滑ったりしないように、ヤマコウバシの葉っぱや、くつ底キャッチャーにあやからないといけませんね」と話し、周囲の笑いを誘っていた。
