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[下松市教委]34年間の「おはなし会」など長年の取り組み評価 市立図書館に県内唯一の文科大臣表彰
地域下松市今年度の「子どもの読書活動優秀実践図書館」に対する文部科学大臣表彰を下松市立図書館(網本浩明館長)が受賞した。県内の図書館では唯一。
図書館職員が子どもたちに絵本を読み聞かせる「おはなし会」を1992年から34年間続けるなど、息の長い地道な取り組みが評価された。
小中全員にID等交付 電子図書館の利用激増
この表彰は子どもの読書活動を推進する図書館の取り組みをたたえるもの。今回は全国で「子どもの読書活動優秀実践校」に27園と130校▽「子どもの読書活動優秀実践図書館」に下松市立図書館など44館▽「子どもの読書活動優秀実践団体」に44団体と個人4人が選ばれた。表彰式は4月23日に東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた。
同館は月1回の「としょかんおはなし会」のほか、2004年から「ほしふるまちのおはなし会」を年1回▽07年から「おひざにだっこのおはなし会」を月1回開いて、子どものころから本に親しむきっかけづくりを提供してきた。
さらに23年には電子図書館と学校との連携強化を目指して、市内の小中学校のすべての児童、生徒、教員にIDとパスワードを交付。これにより年間の閲覧数が22年度の1万405件から、23年度には22万7,416件と大幅に伸長。24年度も24万3,518件と増加傾向が続いている。
網本館長「子どものころから本に親しんで」
さらに全小学校に職員が出向く図書館教育事業▽借りた本が印字される「読書通帳」の利用促進▽「一日子ども図書館員」の募集など多くの取り組みで、子どもたちの本に対する関心を高めてきた。
市内53カ所を年間150日巡回する移動図書館「あおぞら号」の貸し出し冊数も、24年度の総貸し出し数1万653冊のうち、約39%の4,131冊を幼児に貸し出している。
網本館長(57)は受賞に「子どものころから本に親しんでほしいという私たちの取り組みが評価いただけた。引き続き喜んで利用していただける図書館を目指していきたい」とうれしそう。
長年にわたって「おはなし会」などを担当してきた安野珠恵管理係長(51)も「息長くこの取り組みを続けて、サービスが低下しないように心がけたい」と話していた。
