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【下松】先進的工法を評価、土木学会の技術賞受賞 水深19メートル桟橋・国交省港湾事務所に
地域下松市国の直轄事業で昨年5月、下松市東海岸通りに完成した日本最深のマイナス19メートルの桟橋の画期的な工法が高く評価され、施工を担当した国土交通省中国地方整備局宇部港湾・空港整備事務所(鈴木純所長)に公益社団法人土木学会の「技術賞」▽公益社団法人日本港湾協会の「技術賞」▽一般社団法人日本建設技術協会の「全建賞」が贈られた。
水深19メートル、元請けだけで6社
この桟橋は国の徳山下松港国際物流ターミナル整備事業で建設された国際バルク戦略港湾の「下松地区桟橋」で、水深日本一の公共桟橋として注目されている。総事業費は348億円。2018年から24年までの6年がかりで施工された。
施工業者は元請け企業だけで㈱浜田組▽五洋建設㈱▽東亜建設工業㈱▽井森工業㈱▽東洋建設㈱▽㈱高須組の6社に及ぶ。
土木学会の技術賞は日本の土木分野で最も権威ある賞とされ、計画、設計、施工、維持管理などの技術の実用化に寄与した個人や団体に贈られる。今年度の受賞は21件。
多角的エネルギー拠点で国際競争力強化
この工事では打ち込む杭が岩盤の支持層に達するまでが25メートルに及び、誤差の許されない精密な作業が要求された。杭は斜めに打ち込む斜杭も多用して強度を補強。杭の素材には海水でも腐食しない連続繊維補強材が採用された。
さらに海底に打ち込んだ杭の上に、工場で製作した鋼管トラス構造のジャケット部材をかぶせる「ジャケット式桟橋」も採用した。
6日には森繁哲也県議会土木建築委員長が周南市徳山港町の同事務所徳山下松港出張所を訪れて、鈴木所長や担当職員の労をねぎらった。
鈴木所長は「名誉ある賞を3つもいただけて、感謝にたえない。今後も徳山地区、新南陽地区の整備も着実に推進し、多角的なエネルギー供給拠点港湾として国全体の国際競争力強化に貢献したい」と話していた。
