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これからの農林水産業を考える
地域その他本年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。1964年の東京大会は日本を大きく変え、世界を強く意識する契機になったとともに、高度成長の弾みの機会となりました。今回は成熟国家となった日本が、世界にポジティブな変革を促し、それらをレガシーとして未来へ継承していく機会としなければなりません。
さて今日、我が国の第一次産業はさまざまな課題を抱え、特に農業者の高齢化は平均年齢が67歳となり、深刻な状況です。
山口県でも農林水産業の就業者数は減少し、農業者の平均年齢は 70.3歳で全国 2番目の高さです。
周南3市も同様の傾向にあり、農業者の平均年齢は周南市が72.3歳、下松市が70.6歳、光市が70.2歳と高齢化が進んでいます。
こうした現状を打開するためには、若者や女性をはじめ、次世代の担い手の育成・確保が急務です。農業の生産性を向上させていくため、ロボット、ドローン等のスマート農業技術の開発や普及を進め、人手不足や高齢化に対応しなければなりません。
山口県は豊かな水産資源や農畜産物、林産物に恵まれています。こうした地域の宝を活用していくことが地方創生の鍵となります。加工や販売等の6次産業化で付加価値向上の取り組みを進めます。
こうした施策を通して、新たな時代の強い農林水産業と美しく活力のある農山漁村づくりに取り組みます。併せて山口県のさらなる振興に今年も全力で取り組んでまいります。