2022年07月04日(月)

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周南市で最多の50人、下松市22人 光市10人、県内感染拡大218人

  • 市民向けメッセージを発表する国井市長=下松市役所(山口県下松市)にて

 山口県は13日、新型コロナウイルスに218人が感染したと発表した。周南地域では、周南市で50人、下松市で22人、光市で10人が感染した。周南市は前日の16人から3倍以上になり、これまでで最多だった昨年8月24日の17人を大きく上回って最多。下松市も6日の19人を上回って最多となった。

 周南市の感染者のうち10歳未満が5人、10代が14人、20代が11人の計30人と30歳未満が感染者の6割を占めた。30代が12人、40代が5人、50代が2人、80代が1人となっている。このうち公表されている感染者との関係が確認できない人が14人いる。

 下松市も22人のうち10歳未満が1人、10代8人、20代1人と半数が30歳未満。30代3人、40代4人、50代2人、60代1人、70代2人。感染者との関係性が確認できない人は9人いた。

 光市の10人は10歳未満1人、10代4人、20、30代1人ずつ、40代2人、50代1人。感染者との関係性が確認できない人は2人だった。

 県内全体の感染者は延べ7,434人、周南市は771人、下松市は275人、光市は149人になった。

 下関市の11人を除いた207人のうち、男性115人、女性89人、確認中3人。中等症が13人、軽症190人、無症状14人。感染者との関係性が確認できない人は74人だった。

 入院患者は243人で、重症が2人、中等症60人、軽症・無症状181人。宿泊療養者などは1,227人。

■感染者急増で自宅療養導入 検査体制も拡充

 新型コロナウイルスの感染拡大に対し、県は13日、村岡嗣政知事が記者会見してオミクロン株の特徴を考慮して入院、宿泊療養のほかに自宅療養を導入することや無料検査体制の拡充、3回目のワクチン接種の前倒しなどの考えを明らかにした。これを受けて下松市、光市ではこの日、夕方、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、新たな対策を打ち出した。

 県では現在、感染者全員が入院、宿泊療養としているが、オミクロン株の感染者は軽症、無症状が多く、自宅療養とすることで病床を確保することができる。検査体制では周南市を含む各地の薬局にPCR検査の検体採取、抗原検査の会場を開設する。PCR検査の検体は検査機関に送るが、抗原検査はその会場で結果がわかる。

 県は7つの指標を設けて県内の感染状況をモニタリングしている。感染状況はレベル2の「医療の負荷が生じ始めている状況」。しかし、指標のうち確保病床使用率は13日現在、44.3%で50%以上というレベル3に迫っていたが、自宅療養の導入で低下が見込まれる。

 そのほかの指標では、療養者数はレベル3の800人から1,399人に対し1,470人、直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者は340人以上に対し、1,129人。しかし重症病床使用率はレベル3の50%以上に対し4.3%。直近1週間のPCR検査などの陽性率は10%に対し7.14%、感染経路が不明な人も50%以上に対し38%となっている。

■徳山動物園や市施設休館 31日まで・イベントも中止

 周南市は13日、感染者が急拡大していることから急きょ、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、14日からまん延防止等重点措置が適用されている31日(月)まで市の施設を休館し、市主催イベントを中止、延期することを決めた。

 休館は徳山動物園や市美術博物館、図書館、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターなどスポーツ施設、市民センターなど。市文化会館の公演などのための貸館は続ける。

 この日、藤井律子市長の新たなメッセージも発表した。その中で、まん延防止等重点措置区域等の感染拡大地域との往来には「慎重な判断」を求めた。

■「予断許さぬ状況」危機感あらわ 下松市・急きょ拡大防止対策を策定

 下松市は13日午後5時から新型コロナウイルス感染症対策本部会議を市役所で急きょ開き、本部長の国井益雄市長は「きょう1日だけで過去最多の22人もの新規感染者が確認されたことは予断を許さない状況だ」と訴え、当面の感染拡大防止強化対策を決めた。

 対策本部会議には特別職と部長級職員、健康増進課職員の計21人が出席。強化対策は期間を14日から31日(月)までとし、市主催イベントの中止または延期▽図書館や公民館など公共施設の利用中止を決めた。

 古本清行上下水道局長が「市民への周知はどうするのか」と問題提起したのに対し、広中和博防災危機管理課長は防災メール配信、市ホームページにアップのほか、広報車の巡回を早急に始める考えを示した。最後に国井市長が市民向けのメッセージを発表した。

■全公共施設を休館、利用停止 感染増に「極めて深刻な状況」

 光市は13日、感染拡大に伴って14日(金)から31日(月)まで市内の各種公共施設を原則として休館または利用(貸館)停止にすることを決めた。

 市健康増進課が明らかにした。市内ではこの日だけで10人の感染者が確認され、直近の1週間での感染者は35人となっており、同課は「極めて深刻な状況」としている。

 対象となる公共施設は市民ホール、文化センター、光ふるさと郷土館、伊藤公資料館、フィッシングパークひかり、各コミュニティセンター、総合体育館、大和スポーセンターなど40施設。

 図書館は休館する一方、インターネットや電話予約による事前予約者への貸し出しや電子図書館の利用は可能としている。