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[山口県教委]全国に逆行! 1学級35人を38人に 中学2、3年・教員不足響く
地域その他山口県教委はこれまで中学の2、3年の学級定員を35人としていたが、教員不足のため今春から38人に増やす。この結果、光市では2校で3学級、下松市では2校で4学級、周南市でも全体で2〜3学級が減ると見込まれている。
教員不足はこの数年、定年となった教員の再任用や臨時的な採用で補っていたが、これらの人たちが62、63歳になって退任する人が急激に増加。そのうえ、新規採用教員の志願者が減り、合格しなかった志願者に登録してもらい、その中から職員の長期休職などの場合に採用している臨時的任用職員の確保が難しくなった。
学級数の削減は県教委から配置される教員数が減るためで、学校運営への影響の不安もあるが、市教委では対応が難しいのが現状。県教委では「苦渋の決断。1年でもとに戻したい」と話している。