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【周南・下松】理工系学生の地元定着に期待 中国経産局・㈱トクヤマと㈱日立ハイテク見学
地域その他経済産業省中国経済産業局の「山口ファクトリーツアー」が3日に開かれ、県内外の大学生や高専生計19人が周南市の㈱トクヤマ徳山製造所(奥野康所長)▽下松市の㈱日立ハイテク笠戸地区(武居秀則地区長)を訪問、見学した。
このツアーは理工系の学生たちの域外流出が顕著な中、将来的に人材が不足する半導体の専門人材を補おうと開かれた。山口大、広島大、近畿大、立命館大、呉高専の学生が参加。ベトナム人2人、バングラデシュ人1人、シリア人1人も含まれた。
㈱トクヤマ徳山製造所では同社の歴史や概要を説明する展示コーナーを見学し、従業員から説明を受けた。同社には化成品▽電子材料▽先端材料▽セメント▽ライフサイエンス▽環境事業の各部門があり、暮らしや産業につながる多彩な製品や取り組みの基礎になっていることを紹介。徳山製造所内を車窓から見て回ったり、シリコン製造プラントを見学。半導体の原料となる高純度多結晶シリコンの製造現場を見学して、担当者に質問する参加者も多かった。
ベトナム・ハノイ出身のグエン・ハ・アンさん(21)は「ベトナムの半導体産業は、設計とパッケージが中心で製造はこれからという状態。ベトナムの半導体産業を発展させるために、この見学でヒントを学びたい」と意欲を見せていた。
㈱日立ハイテク笠戸地区では今年3月に完成した新製造棟を参観し、AIを駆使したエッチング装置生産ラインや、㈱日立製作所笠戸事業所の歴史博物館を見学した。特にエッチング装置は半導体チップの製造に欠かせないもので、参加者はその製造の様子を熱心に見学していた。
