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地域 : 周南市のニュース
防長交通の運転士不足深刻 バス路線の見直し、廃止の要因に
地域周南市周南市の防長交通(松村喜裕社長)で運転士不足が深刻化している。昨年10月のバス路線の見直し、1部廃止も運転士不足が大きな要因。高齢化や若手の運転士離れともいうべき現象のためで、路線の維持にも運転士不足解消が大きな課題となっている。
■5年後までにさらに50人減
同社の周南営業所には95人の運転士が所属しているが、昨年の充足率は88%で、現状の運転士数では1割以上不足している状態。高齢化も進んでおり、社内全体では320人の運転士がいるが、5年後には50人減少するという社内の分析結果もある。
運転士不足は全国的な傾向。以前は運送業のトラックなどの運転士からの転職者があったが、最近は運送業界も人手不足でバス運転士への転職はない。
土、日曜や早朝、夜間の勤務があるためか、運転士志望の若手も少ない。周南営業所ではすでに運転士の3人に一人が61歳以上という。しかも以前は定年退職したあと嘱託として仕事を続ける人がほとんどだったが、最近では7割にとどまり、3割は別の仕事に移る傾向も運転士不足に拍車をかける。この結果、最大でも4週間で260時間という勤務時間の制約もあり、現状の運転士数でのやりくりは限界にきている。
■産業道路の1部も 運転士確保へ免許取得支援
昨年10月のダイヤ改正では周辺部だけでなく、市街地でも乗客が少ない路線や、大型車両が入らないため路線の見直しが困難な路線は廃止に踏み切った。
このうち「徳山駅〜長田海浜公園線」は産業道路経由を廃止して全便を川崎、新南陽駅経由とした。この結果、産業道路の東ソー入口から東側の道源開作やトクヤマの前は通過するバスがなくなった。
大型バスが入らないため、路線が見直されたのが「徳山駅〜旭ケ丘循環線」。以前は德山駅発の旭ケ丘団地入口行きが8便、旭ケ丘団地入口初が9便あったが、それぞれ4便と3便になり、土、日曜は運行がなくなった。このため、路線バスがない時間帯などは「久米鳥越」が最寄りのバス停になっている。
周辺部では「徳山駅〜高瀬・堀線」は減便。「徳山駅〜矢櫃、四熊、中野線」は4系統を1系統に統一、「下松〜(バイパス)〜徳山駅〜(バイパス)〜戸田駅」も「徳山駅〜戸田駅間」で本数を減らした。
下松市の久保団地周辺の路線も再編され、「下松駅〜大藤谷線」はコミュニティバスの運行開始に合わせて廃止された。路線の変更もあり、久保団地発徳山駅行の一部は運行を取り止めた。
「徳山駅〜鹿野」「徳山駅〜須々万」など幹線は継続するが、今後もバス路線の見直しは運転士不足が続けば乗客の少ない路線から続けざる得ない。
同社では運転に必要な大型二種免許取得へ、南陽自動車学校でバス運転士の体験会を開き、免許取得費用は同社が負担する制度の利用も呼び掛けている。問い合わせは同社(0834-22-7838)へ。
