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「二升五合(ますますはんじょう)サバ」生産成功 下松市栽培漁業センター7年がかり 脂のり良好、酒の肴に最適
地域周南市下松市栽培漁業センター(久山裕司所長)が7年がかりで開発を進めてきた800グラム〜1キロ級のサバ「二升五合サバ」の生産にこのほど成功した。同センターは来年末から本格的に出荷することを目指している。
同センターは笠戸ひらめ、笠戸とらふぐの養殖に取り組んでいるが、定置網にかかる300グラム前後の安価なロウソクサバを養殖することで有効活用しようと、7年前から研究を進めてきた。
試行錯誤を繰り返しながら、エサの配合をくふうすることで昨年度には500〜600グラムの育成魚ができた。さらに今年11月上旬には1キロ前後まで大型化でき、うま味と食感を備えた大型のサバの生産に成功した。
名称は「酒を二升五合も飲みたくなるほどおいしいサバ」という意味を込めて「二升五合サバ」と名付けた。読み方は二升を“升〟が二つということで「ますます」▽五合を一升半の意味から「はんじょう」とし、合わせて「ますますはんじょう」にした。
24日には国民宿舎大城で、国井市長、玉川良雄教育長ら行政関係者▽市議会の中村隆征議長、高田悦子副議長ら議員▽下松商工会議所や市観光協会の役員▽報道機関の記者ら計約30人を招いてお披露目会が開かれた。
同センターを運営する市水産振興基金協会理事長の近藤和彦副市長は「まだ改良の途中なので、忌たんのないご意見をいただきたい」とあいさつ。二升五合サバを刺し身やしゃぶしゃぶ、カルパッチョなどで味わった。
久山所長(60)は「7年がかりでようやく理想の形になった。脂ののりもよく、酒の肴(さかな)になる魚として親しまれてほしい」と期待していた。
