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地域 : 周南市のニュース
地域貢献1位に 中国、四国、九州私立大 全国でも4位
地域周南市周南市の徳山大学(高田隆学長)が4日に地方創生、地域経営の専門誌、日経グローカルの「大学の地域貢献度調査」で、全国の大学で39位、中四国九州の私立大学で1位、全国の私立大学でも4位にランクされた。2年前の高田学長(67)の就任から目指してきた「地域に輝く大学」を目指す活動が高く評価された。
この調査は2年に1度あり、徳山大学の前回の順位は312位。40項目の質問に対する答えを数値化してその合計で順位を決めていて、今回は全国の761大学を対象に国立79、公立73、私立362の計514大学が回答した。1位は名古屋市立大で、上位には国立の地方大学や県立大学が入り、私立大学は少なかった。
その中で、徳山大学は地域貢献や広報の窓口となる「地域共創センター」設置▽企業や学校との連携協定の締結56件▽産学連携のための「周南創生コンソーシアム」設置▽学生のインターンシップの必修化▽地域ゼミなどを通じたボランティア活動の強化などに取り組んだ。
同大学は来春、市立化して「周南公立大学」となることから、地域に貢献する大学としての役割の強化が期待されているが、今回のランキング上位入りはそのはずみとなりそうだ。
■地域の「成長エンジン」 人財育成で地域貢献 高田徳山大学長に聞く
徳山大学の高田隆学長は2019年4月の学長就任から「地域の持続的発展と価値創造のための『成長エンジンとなる』」を徳山大学のミッションとして掲げ、同大学の改革に取り組んできた。その成果として今回、地域貢献度で中四国九州私立大学1位にランキングされた。目指す地域貢献について、高田学長に改めて聞いた。
(聞き手・延安弘行)
――今回のランキング1位の感想からお願いします。
高田 地域のための地域密着型の大学を目指してきましたし、その中で公立化の話もいただきました。今回のランキングに対しては、しっかり、学内を調査して回答するとともに、現状を分析し、足りない部分を強化するように取り組んできました。
――強化というとどういった点でしょうか。
高田 大学に地域共創センターとそのカウンターパートナーとして民間企業による産学連携のための周南創生コンソーシアムを作りました。これで仕掛けはできましたが、中身はこれからです。
――中身というとどんな点でしょうか。
高田 規模は小さいなりに工夫して地域が必要とする人財を育てることです。地域がどんな人財を求めているか、どんな学生を育てないといけないのか、学生を中心に考えていきたいと思います。
――具体的にはどんな人財でしょうか。
高田 経済学部ではアントレプレナーシップを持ち、ビジネスデザインができ、新しい産業を起こす、イノベーションを起こせる人財です。また海外に進出する企業には国際ビジネスができる人を育てるグローバルビジネスコースを作り、英語で講義もしていきたいと考えています。
――公立化でこれまで以上に地域に貢献する大学になりそうですね。
高田 地域貢献ランキングでももっと上を目指します。徳山大学は変わります。新設予定の情報科学部では地元企業が求める経営情報の教育に力を入れ、看護学科では地域看護、在宅看護に目をむけるなど地域の持続的成長に向かっていきたいと思います。
