2026年04月16日(木)

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大田原自然の家は中須中に 宿泊機能は廃止

  • 大田原自然の家が移転する山口県周南市中須中

 山口県周南市の周南市教委は、中須の青少年宿泊研修施設の大田原自然の家の移転先を休校中の中須中に決めた。2月8日に開かれた市議会教育福祉委員会(金子優子委員長)で報告した。2022年度に整備手法、運営方法などを検討する。

 大田原自然の家は旧大田原小の校舎を再利用して1982年に開所した。開所にあたっては青年団の若者たちなどが施設の整備などに協力した。開所後も市教委から運営を委託された財団法人徳山青年館を中心に若者や地元住民などが運営に協力した。現在は市ふるさと振興財団が指定管理者として運営している。

 キャンプや川遊び、野菜の収穫など農作業や動物とのふれあい、うどん打ちや餅つき、ピザ作り、木工なども体験できる施設。利用者数は、19年度は8,045人だったが、20年度はコロナ禍で3,729人に減少したものの、21年度は1月末までに5,143人と回復傾向を示している。

 しかし、1952年に建築された木造校舎の老朽化に加え、土砂災害特別警戒区域内に立地していることから、2017年に策定された市の施設分類別計画では公共施設・類似施設に移転、または新設の方針が示された。

 20年には計画期間を24年度末までとして21年度末をめどに方針を決定することになり、検討を続けてきた。

 検討作業では、類似施設8カ所について比較。他の施設は移転の場合、全面または一部新築が必要だが、中須中の校舎は1996年の建築で比較的新しく、一部改修ですむこと▽交通の便が良いこと▽自然体験プログラムが可能なこと▽地元から移転先を中須小か中須中にするよう要望書が出ていることなどから、総合的に考えて中須中を移転先に選んだ。

 この検討の中で、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって利用者が激減したことから、宿泊機能を持たない、日帰りの施設にすることも決めた。

 今後は名称や農業体験のための農地の確保や施設整備の内容、移転後の運営について大田原自然の家運営協議会や中須地区、指定管理者などの意見を聞きながら検討する。

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