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湯野温泉は動脈硬化、皮膚病に効果 徳山大の鏡教授ら実証研究 運動との組み合わせも有効
地域周南市山口県周南市の湯野温泉は動脈硬化や慢性皮膚病に効果があるという研究結果を16日、徳山大の鏡裕行福祉情報学部教授らが発表した。ウオーキングなどの運動と組み合わせることでより大きな効果があることもわかり、今後、湯野温泉のイベントなどへの活用が期待されている。
湯野温泉の泉質は「弱放射能・アルカリ性硫黄泉」で、この研究は昨年、湯野温泉事業協同組合(竹永富夫理事長)が環境省の「新・湯治」の効果の把握を目的とする協同モデル調査業務に応募、採択され、10月から徳山大と調査を進めていた。
同大学からは鏡教授と寺田篤史経済学部講師、中嶋克成福祉情報学部講師、羽田司経済学部講師が参加した。16日には4人が湯野温泉の紫水園で記者会見した。
調査では動脈硬化は入浴の前後のコレステロールの測定、皮膚病はスキンチェッカーを使って調べた。その結果、208人を対象にした一回の入浴の効果の調査では血中コレステロール濃度が下がった。周辺の観光地を巡るウオーキングと組み合わせた調査は37人に参加してもらい、3カ月の調査で20回以上入浴に訪れた人は20回未満の人よりコレステロールが減少していることがわかった。
皮膚病に対する効果でも、入浴によって慢性皮膚病治療の前提となる皮膚水分・弾性の向上が見られたという。環境省の調査事業は終了するが、鏡教授らは今後はどの成分が今回、わかった効果をもたらすのかなどをさらに詳しく調べたいと話していた。
この日は徳山大学地域振興研究「湯野温泉による疲労回復効果」の中間報告もあり、温泉を訪れた人へのアンケート調査では「疲労回復・リフレッシュ効果」があるという回答が多く、運動後に入浴すると疲労回復・リフレッシュできるという測定結果もあった。このため、今後は対象者の条件をそろえて数値測定するなど検証の必要性があるとしている。
